生と死〜
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きていて欲しいのです!お願いですからやめてください!」
「俺だって死にたい訳じゃねぇ。・・・死ぬしかないんだよ」
アッシュが去っていく。
「駄目だ!あいつを失う訳にはいかない」
「ルーク!!」
バキィ!
ガイがルークを殴った。
「・・・ってぇ・・・」
「・・・死ねば殴られる感触も味わえない。いい加減に馬鹿なことを考えるのはやめろ!」
「・・・ガイ」
ルークは目を逸らす。
「・・・・・・ごめん」
「ルーク・・・」
ルークは立ち上がる。
「もう、決めたんだ。怖いけど・・・だけど・・・決めたんだ」
「ルーク!あなたという人は・・・」
「・・・ルークもイオン様みたいに消えちゃうの?」
「・・・」
ルークは黙る。
「あなたが本気で決心したなら、私は止めません。ただレムの塔に向かう前に、陛下達への報告だけはしていきましょう」
「・・・みんな・・・ごめん」
・・・俺は黙って遠くからそれを見ていた。
「・・・いいのか?」
いつの間にか背後に外史メンバーがいた。
「・・・さあ、な。俺に・・・あいつを止める資格なんてない・・・ほら、行こうぜ」
そして、俺達は集合する。
「・・・俺。俺・・・やります。俺が命と引き替えに、障気を中和します」
「・・・決心は変わらぬのか?」
「・・・はい」
「生き残る可能性はあるんだろう?」
「・・・いえ、殆どないと思います」
「・・・では、我々は・・・死ねと告げねばならぬのか・・・」
「お祖父様!」
テオドーロさんは続ける。
「このままでは・・・どのみちみんな死んでしまう。新生ローレライ教団のレプリカ大地にかけるという話も出たが・・・この世界を受け入れてくれるとも思えぬ」
「恨んでくれてもいい。人でなしと思われても結構、だが俺達は、俺達の国民を守らなけりゃならない」
「わしは・・・正直なところ、今でも反対なのだ。しかし他に方法が見当たらない。頼んでもいいだろうか・・・ルーク・・・」
「・・・は・・・はい・・・」
「しかし皮肉だ・・・レムの塔がある場所は元は鉱山の街。もしルークが成功すれば、ユリアの預言が成就する」
『!』
「ND2018、ローレライの力を継ぐ者、人々を引き連れ鉱山の街へ向かう」
「そこで若者は力を災いとし、キムラスカの武器となって街と共に消滅す・・・?」
ジェイドとアニスが預言を思い出す。
「ヴァンは言っていたよな。ユリアの預言は歪みを物ともしないって・・・」
「・・・やめて!」
ティアの言葉でその話題は途切れる。・・・そして、ルークが意思を見せた結果
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