生と死〜
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ないよな」
「・・・信じる」
「アリエッタ・・・」
「エイの眼鏡と形が似てるのって・・・」
「・・・ああ。アイツに眼鏡を譲ってもらってな。流石に何年も使ったから、ガタが来て始めのは元の世界に置いてきてるけど・・・大体はそれに近い物を選んでるな」
「・・・サキにとって、エイも大切な人なの?」
「・・・ああ。目の前でいなくなってしまった・・・大切な、人だ」
「・・・アリエッタ、待ってる」
「え・・・?」
「もし・・・もしサキが帰っちゃっても、また会えるよね?」
「・・・ああ、必ず。絶対に会いに来る。ここは・・・“サキ・オスロー”の故郷なんだから」
「・・・うん。約束、だね」
「ああ、約束だ。嘘ついたら・・・どうするか?」
「いらない。だって絶対サキは守ってくれるもん」
「・・・そっか」
アリエッタは笑顔を俺に見せる。
「行ってらっしゃい、サキ」
「・・・ああ、行ってきます」
俺は立ち上がる。
「またすぐに戻ってくるよ」
「・・・うん」
そしてみんなと合流しようとした時・・・アッシュと話すみんなを見つけた。
「どうしても死ぬつもりなのか?」
「そんなことはどうでもいい。結局セフィロトを全部回ってもローレライの宝珠はなかった。このままでは、ローレライを解放できない。お前は宝珠を探すんだ」
「お前っ!自分が死ぬってことがどうでもいいことな訳ないだろ!大体宝珠が見つかってもお前がいなきゃ、ローレライは解放できねぇだろーがっ!」
「お前こそ馬鹿か?おまえは俺のレプリカだぞ。こういう時に役立たなくてどうする」
「そんな言い方はやめて!」
「お前は引っ込んでろ!」
アッシュに怒鳴られ、ティアは黙る。
「お前がやれ、ルーク!俺の代わりにな!」
「アッシュ!待てよ!お前を死なせる訳には・・・いや、死なせたくないんだ!」
アッシュがルークを振り払い、立ち上がる前に剣を突きつける。
「くどいっ!!」
「アッシュ・・・」
「もう、これしか方法がねぇんだ!他の解決法もないくせに勝手なこと言うんじゃねぇよ!」
「だったら・・・だったら俺が!俺が代わりに消える!」
「ルーク!?」
「馬鹿言うんじゃない!」
ティアとガイが動揺する。
「代わりに消えるだと・・・?ふざけるな!!」
アッシュが剣を振り下ろし、ルークが防ぎ・・・空間が揺らぐ。
「やめなさい!消すのはダアトの街ではない。障気です!」
「ふん・・・いいか、俺はお前に存在を喰われたんだ!だから、俺がやる」
「アッシュ・・・本当に他の方法はありませんの?私は・・・私達はあなたに生
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