第2話 研究所
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私の勘だ。十分だろう?誰でもない、マクスウェルの勘だ」
ミラ、お前の勘は凄すぎる気がするけどな。
「さて、ミラ。四大達よ。おしゃべりはここまでだ。さっさと行こう」
「そうだな。黒匣(ジン)を探すぞ」
俺とミラは歩き始めた。
奥に進んでいくと兵士に出会った。
「貴様ら、何をしている?」
「何故ここにいるんだ!」
2人の兵士は武器を構える。
「大声を出すな。騒ぐなら容赦しない」
「そうそう。騒いだら首と胴体が別れるぜ?」
「不審者どもめ!拘束する!!」
「拘束させてもらうぞ!」
兵士2人はそういいながら、俺とミラに突っ込んでくる。が、
「寝ていろ」
「そんな攻撃が効くか」
俺の斬撃、ミラのイフリートが兵士達を吹き飛ばし、気絶させた。
「静かにしていれば危害を加えなかったのだがな」
「挑んでくるなら仕方ねえよな」
そういい、俺とミラはその場を後にして、奥へ進んでいった。
そして、奥に進んでいくと梯子を見つけ、ミラは先に登ろうとするが、
「チョイ待ち」
「何だ?」
「俺が先に上る」
「何故だ」
「お前……自分が今、人間の姿でしかも、女性の姿をしているんだ。それに、スカートなんだから少しは気にしろよ」
「???」
ミラは俺が何を言っているのかが分かっていないが、仕方ないか。ミラには女性らしさというのがないからな。
「じゃあ、お先に」
そういい、俺は先に梯子を登って行った。
梯子の先には研究所が広がっていた。
ミラも上ってきて言う。
「随分と、大がかりな施設だが、一部屋ずつ探せば必ず見つかる」
「ああ、慎重に且急速に探そう」
一部屋ずつ確認することに。
一部屋ずつ探していき、ロックされている以外の部屋は上の部屋が最後だった。
「ここだな」
「ああ」
部屋の前に立つと、部屋の中から大きな物音がした。
俺とミラは顔を見あい、部屋の中に入っていった。
部屋に入ると座り込んでいるジュードと赤い服の子……アグリアがいた。
「な〜に……落ち着いてんだよ!」
アグリアはそういいながら、入口にいる俺たちに気づき、ジュードも気づいた。
「あの男女(ひとたち)……」
「アハ〜。そっか、侵入者ってあんたたちの方か」
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