『第二十八話』〜束の間の平穏〜
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帰宅後、リニスと今まであったことを話し、今後アースラと協力するのでリニスにも協力してくれないかとお願いをしてリニス自身も自分の身内のことなので協力することになった。
次の日、久しぶりに登校して、久しぶりにアリサとすずかに会った。
「あ、拓斗君」
「久しぶりね、ここ数日何やってたのよ?」
「ん……まぁ、色々な」
「何よそれ」
「すずかちゃん! アリサちゃん! 久しぶり!!」
「うん、久しぶりだねなのはちゃん」
「アンタも何やってたのよ?」
「う〜ん……秘密?」
「ちょっと、アンタもなの!?」
「あ、あはは……」
「……やっぱり、あの三人は一緒にいるのが一番だな」
久しぶりに会えて笑顔を浮かべる三人を見ながら俺は席についた。
昼休み。久しぶりの四人での昼食にアリサが、
「ねぇ、今日うちに遊びに来ない?」
と、アリサの家へご招待されました。
「(拓斗君、どうすればいいの?)」
「(別にいいだろう。いざとなれば俺だけ呼びだしに応じればいいだけだしな、どうせなのはも久しぶりに遊びたいんだろ)」
「(えへへへ。分かっちゃった? じゃあお言葉に甘えて)うん、行く!」
「よかった。すずか、アンタももちろん来るでしょ?」
「うん。もちろん」
「そういえば、拓斗はまだ家に来たこと無かったわよね?」
「そう言えばそうだな」
「じゃあ決定ね」
「なにが?」
「来ること」
「どこに?」
「うちに」
「勝手に決めるな」
「いいじゃない。決定事項よ」
「…俺の意思は?」
「な、なによ……すずかやなのはの家には行ったのに、私の家は嫌なの?」
シュンと落ち込むアリサ。
「そ、そんなわけないだろ。ありがとな、誘ってくれて」
「そ、そう……ま、まぁ当然よね! 私が誘ったんだから!!」
と思ったら、嬉しそうに笑うアリサ。
まぁ、喜んでるなら行ってもいいか。
「ふふっ…」
「な、なによすずか?」
「アリサちゃん、とっても嬉しそう」
「なぁ!?」
「久しぶりだからたくさんお話したいもんね。もちろん私も拓斗君とお話したいけど」
「うう……」
アリサの顔は真っ赤になる。
「そ、それよりこれ見てよ」
携帯電話を取り出し、見せてくるアリサ。
……誤魔化したな?
「昨日犬を拾ったのよ。凄く大きくてオレンジの毛色で、額に宝石みたいなのが埋まってる犬。なんか怪我してたから獣医に診せて治療させたんだけど……」
画面に
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