〜劾改めまして、レオン〜
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したら、
シュドン!バシャ!ザシュシュ!ズドォン!
「何だ!?」
いきなり、上空から火・水・風・地属性の精霊術がおちてきた。
そして、瞬く間にモンスター達を全滅させた。
「ハェ〜(唖然)」
俺は唖然としていたが、上を見ると……そこには、
「大丈夫か?」
10年前の姿でも、その瞳の強い眼差しと人とは違った力があふれ出している少女……ミラ・マクスウェルが存在した。
「あ、ああ。助かったよ。えっと……」
「ああ、名前か?私はミラだ。ミラ・マクスウェル。よろしく」
「俺はレオン。レオン・ストライフだ。よろしくな、ミラ」
俺は手で握手をしようと前に出す。
「……ん?」
ミラは不思議がって俺の手を見る。
「?……ああ、これは手を手を握って握手をするんだよ。よろしくって意味だ」
「ああ、なるほど、そういうことか。こちらもよろしく。そして、ありがとう。村の者たちを守ってくれて」
ミラも握手をしてきた。おお、何やら柔らかい感触。
「そうだ。俺、住む場所がないんだが……どうすればいい?」
「何だって?それは大変だな。村の者たちに聞いてみよう」
「ありがとう」
俺は剣を仕舞い、
「では、村に行こうか」
「ああ」
ミラについていって、ニ・アケリアへと向かうのであった。
そう、このミラとの出会いがすでにこの世界の進み方を変えているのだと俺は感じた。
そして、
〜10年後 第三者side〜
ニ・アケリアにある社に一組の男女がいた。1人は頭に緑色のアンテナのような髪があり、長い金髪に少しメッシュが入っている美女とそのすぐ横にはショートカットの赤髪と腰に剣を持つ男。
そう、10年後のミラとレオンだ。
10年前、レオンはあの後、ニ・アケリアに住むことになり、そこを拠点に世界を回り、力をつけてここに戻ってきた。途中、ミラとも会い、一緒に戦うなどして過ごした。
そして、そのかいがあったせいか、レオンはミラを守る盾であり、矛になった。村の村長に頼まれたのだ。
『ミラ様の力になってくれ』と。
そのまま、レオンは毎日ミラの社に訪れ、暇そうな彼女の外の世界の話を聞かせていた。
そして、そんな日が続いた今日、遂に話が動いたのだ。
「……」
ミラが突然、顔を上げ、重い表情をした。
「精霊が……死んだ」
そういいながらミラは立ち上がり、彼女の後ろにいた蛇は彼女に噛みつこうと
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