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この夏君と・・・・・・
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って頼ってくるくせに、大事なことは隠しやがって。


 兄貴に相談くらいしろってんだよ……


「なあ、今梢はどうなってんだよ」
「多分夏目さんに会いに行って、そこで何かあったんだと思う。夏目さんは少し怪しい。梢ちゃんは何かされている可能性が高いよ」
「梢――――っ」
「どうするの? ――“にぃ”」

 健太の声は優しかった。
 かっこつけやがって。

「もちろん決まってんだろ。梢探して――助けに行ってくる!」
「そうこなくっちゃ」

 健太は楽しそうに返事をした。
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