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SAOもう一人の聖騎士
降臨する魔王その四

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クラディールサイド

気付けば、水晶の浮島にいた。俺は今崩壊するアインクラッドを遠くから眺めている。ここが、死後の世界なのだろうか・・・?

「おおアスナ、お前がいるって事は、やっぱりここは死後の世界なのかな?」

「アスナ!クラディール!」

キリトがそこにいた。おいおい、お前まで・・・

「大丈夫、ちゃんとケリはつけてきたさ。」

「そうか、なら上出来だ。」

「なかなかに絶景だな。」

そこにはヒースクリフ、いや茅場がいた。奴の話によると、今SAOの全データを消去しているらしい、後十分程で、この世界は跡形も無く消え去るそうだ・・・

「どうして、こんな事をしたんだ・・・?」

俺達はかねてからの疑問を茅場本人にぶつけてみた。

「どうして、か。私も忘れてしまったよ、あの鉄の城の夢想に取り付かれたのは何歳の頃だったかな・・・そうだ、ゲームクリアおめでとう。キリト君、アスナ君、クラディール君。」

そう言うと茅場は消えてしまった。さて、俺もそろそろ行くか・・・

「さて、俺も行くか、お前らは好きなだけイチャイチャしててくれ。」

そう言って俺は飛び降りた。ごめんな・・・梨里奈さん・・・


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