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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos16彼らもまた主が為に決意する〜Auswahl der Evolution〜
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さんのような優しい声色で。
『『『はい、手伝います!』』』
『私も問題ありません、リンディ提督』
リンディ艦長からの確認でも変わらないなのは達の意志。これでもうわたし達はなのは達を止めることは出来なくなった。
『ねえ、クロノ。さっきの続き。守護騎士は人間じゃないってやつ!』
「ああ、そうだった。闇の書には大まかに分けて3つのプログラムがあると判っている。1つは闇の書全体を統括する管制プログラム、1つは闇の書防衛を担う防衛プログラム、そして君たちが遭遇し、次元世界を席巻した騎士であるヴォルケンリッターを生み出す守護騎士プログラム、だな」
「うん。守護騎士は魔法技術で創られた疑似人格を実体化させたものなんだよ。意思疎通の会話くらいなら以前から見せていたらしいけど、感情を見せることはなかったって話。ただ主の命令に従って蒐集行為をする人形――プログラムだった、はずなんだけど・・・」
実際に会ったことでそれは間違いだという事は判った。
『何度も言うけど、それでもちゃんと意思のある人たちだったよ』
なのはがそう言ったところでわたしはクラっと眩暈がした。脳裏にピカッと強烈な光が生まれて、「なに・・・?」妙な既視感を憶えた。プレシアと言い争った時にも感じたものだ。以前にも似たようなやり取りをしたようなした事ないような、って感じ。
『たぶんなんだけど、今回の主って人の力じゃないかな。優しい主だ、って言っていたし』
『あ、それはあるかもしれないね。これまでの主って問答無用で蒐集させていたそうだし。だから感情なんて要らなかった。でも今回、良い主と出会うことが出来た。優しくされたら優しくし返すと思う。それを繰り返して、きっと人らしくなったんだよ』
『おお、なのはもすずかも良いこと言う! きっとそうよ!』
『私も2人に賛成。・・・私もそうだったから。なのは達と逢えて、私は変わることが出来た。きっとあの騎士たちも変わったんだと思う、その主と会ったことで』
「そうね。たとえ感情が無かったとしても、人と深く関わり合えば人格・意思を持つ者なら必ず感化されると思う。プログラムであってもきっと心は育つ」
わたし達から話を聴いたクロノは腕を組んで唸って、そして「その辺りは接敵して行けば判るだろう」って後回しにすることを決定させた。
「いや、調べればいいのか。ユーノ辺りに頼んでみよう」
『『ユーノ君に?』』『『『ユーノに?』』』
ユーノは今、セレネやエオスの通うザンクド・ヒルデ魔法学院で結界魔法の外部講師として2人と一緒に通ってる。確かにユーノは遺跡発掘を生業としてるスクライアの魔導師。調査系の仕事に優れてる、はず。
「それに、僕の知人に声を掛けてみよう。以前に闇の書事件に関わったことが
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