今の俺は、いったい誰なんだ?そしてまったく関係のない本文 (前編)
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俺の名前は・・・分からない。いや、古竜観○隊とかじゃなくてリアルに。前書きにも書いたが、なぜか俺は森の中にいて、記憶を失っていた。ここが何処なのかも分かんない。ただただ唖然としていて、状況がつかめなかった。何でこうなったのかも、どうしてなったのかも分からなかった。とりあえず歩こう。どっかに人がいないか探してみる。まずはそっからだよな・・・
俺はそこまで気乗りではない自分の心を動かし、何とか歩き出した。
「しかし、こんなに深い森に、何で俺はいるんだろうな・・・。記憶がなくなったことと何か関係 があるのか?うむむ・・・。」
正直当てなどない。て言うか、覚えてないし。ま、考えていてもしょうがないからこうして歩いているわけなのだが・・・
「ん?誰かいるみたいだな?やった!」
しかも森はここでいったん途切れていて、田舎にあるような細道が一本通っていた。何とか森は抜けられそうだ。そしてなにやらぶつくさと呟いているまだ幼さを残している女の子が、帰り道だろうか、たぶん持ち物を確認しながら歩いていた。
歳は16くらいか、日本人に見えるが白い髪で、なぜか刀を差している。買い物かごを下げているようだからお使いか何かの帰りだろうか?
「えーと、人参と玉ねぎと・・・うん、全部買い終わった。」
どうやら買った商品を確認していたようだな。と、そんなこと考えている場合じゃない、あの子にいろいろと聞いてみよう。
「おーい。そこのお嬢s・・
「やっべえ!コントロールが利かない!!」
「どいてどいてどいてどいてどいて~~~~~~~~~!!!」
「ん・・ってなんだありゃあ!?」
その女の子にいろいろと聞こうとしたら、後ろからなんかすごい威力のなにかが、俺の後ろから来た。箒に乗った魔法使いみたいな少女と、その子に必死にしがみついているなぜか黒い羽の生えている少し背の高めな女の子が、日の丸特攻隊もびっくりな突撃姿勢でこっちに寸分の狂いもなく向かっていた。やべえ!そして本能的に俺はどうするべきかを考えていた。
(やっべえよまじやべえよ!どうする!?)
後ろの白髪の女の子は気づいてないっぽい。くそ、こうするしかねえーー!
「危ない!伏せろーーー!!」
俺は思いきってタックル。とりあえずタックル!何とかあの子を救わなくては!
「え・・・あっ、きゃあ!」
小さくか弱い悲鳴が聞こえたけど今は無視。これで何とかかわせ・・・
後ろを振り返ると、俺はこの世の終わりが来たみたいな顔をしていたと思う。だって、二人の突撃飛行隊からそれたはずなのに、なぜかその飛行隊がこっちに来てたんだもの。
どうやら俺がなかなか回避しないから、自分で何とかしたのかな?
「何でこっちにきたんだよバカーーー!!!」
ごもっともです。ていうか、もう無理だ。こっから回避するとかニュ
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