暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
エピローグ〜After Day〜
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い幸せな夢を見た。
窓から光が差し込んでくる。その眩しさに、眠りから覚めていく。目を開けると、寝室は朝日で随分と明るくなっていた。時計を見ると日が高くなっている時間――12時ちょっと過ぎ。朝日なんていう時間はとっくに越えていて、もうお昼だった。
「うわっ、寝過ごした!」
被っていた布団を急いで剥ぎとって、すぐに着替える。寝ぐせの付いた髪をブラシで梳かして、外に出ても恥ずかしくないようにする。
「ごめんね。遅くなったけど、おはよう、ルシル、シャル」
写真立てに納められているルシルとシャルの映った写真に朝の挨拶をする。それが今では朝の習慣になっている。もうこの世界のどこにも居ない親友に挨拶することが。それからルシルから貰った指環を左の小指にはめる。この指輪は仕事中でもずっとしている。外す時なんてそうない。いつでもあなたと一緒だということを感じていたいから、ルシル。そっと指環にキスして、寝室を後にする。
「おはよう、なのは!」
キッチンで昼食の準備をしているなのはが居た。ここはなのはの家。今はなのはとヴィヴィオの2人暮らし。私は時々休みが入ると、こうしてお泊りに来ている。今日もいつもどおりにお泊りに来た。
「おはよう、フェイトちゃん。でも、もうおはようって言う時間でもないよ?」
「あぅ、ごめん。少し夢を見てて」
朝寝坊しちゃった私を可笑しそうに笑っているなのはにそう言い訳した。
「夢?」
「うん。とても幸せな夢、ルシルが残った時の夢」
なのはの質問にそう返すと、なのはは少し困った顔になって、でも、「そっか」とだけ笑みを零しながらそう言った。私も「うん」とだけ返した。
「フェイトちゃん、お昼どうする? 起きたばっかだけど・・・?」
「あ、うん。食べるよ」
何故かすごくお腹が空いている。寝起きだというのに今なら何でも食べれそうだ。
†††Sideフェイト⇒なのは†††
私が作ったお昼ご飯を、フェイトちゃんと一緒に食べる。
テルミナスとの戦いが終わってからもう4年になる。それは、シャルちゃんとルシル君が消えてからも4年ということだ。
「やっぱりなのはの料理は美味しいね♪」
「ありがとう♪」
今のフェイトちゃんはすごく元気だ。ルシル君からの合図でもあった蒼の極光というもの。それが見えている時、私たちは無人世界の軌道上にたどり着いていなかった。どういうわけか解らないけど、第28無人世界へと艦が向かえなかった。後でレヴィヤタンちゃんに聞いてみたところ・・・
――そ
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