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ごめんなさい、だって?
それはただ、そうやて聞こえるように声帯を震わしただけだろう?
まぁ確かに、ソレを言った本人はプライドが傷つくかもしれないね。
けれど言われた奴は、何の得も無い。
優越感を得たとして、それはすぐに自己嫌悪に変わる。
だから、謝るなんて行為は、ただの自己満足。
それで許されるのは、子供だけだ。
大人に取っては、ただただ場を円滑に進める以外に使えない、使ってはいけない。
もし、本当に誠意があるのなら、行動として謝罪すべきだ。
それでも許されない罪ならば、それは――――――――
「ちゃん…ジジちゃん…ジジちゃん!!」
「ん…ぐぅ…?」
眠い。
寝させて欲しい。
そんな気だるい欲望に脳内を支配されながらも、何とか顔を上げるジジ。
「クックック、君、転校初日から居眠りたぁ、度胸あるね。」
「だろう?」
ふわーあ、とあくびをしながら言う。
「それでどうしたの?というか誰?何で髪の毛が緑色なん?」
「まま、そんな焦りなさんな。おじさんに答えられることなら一つずつ答えていくから。」
「ん、じゃあ質問しぼるよ。えーと、髪の毛が緑色の理由だけ教えてくれさい。」
「そこッ!?というかそうゆう…えーと…。」
「クリストファー・ジジだよ。」
「そんな豪華な名前だったっけアンタ。」
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