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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission6・@ ~鬼の森~
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―魔剣・リベリオンと、銃身ごとエボニー&アイボリーを収めるホルスターを空高く投げ放った。
着ていた黒のスーツをダイナミックに脱ぎ捨てると、その手に持っていた真紅のコートを翻して踊る。
バサッバサッ! と何度も大きく空気を叩きながらコートは主人を中心に回り、そのまま勢いよく羽織られた。
瞬きをする暇もなく、上から白と黒の拳銃を収めたホルスターが舞い降りて装着され、ダンテが先ほどのように右手を高くあげたとき――――
ガシン! と。巨大な大剣が、魔人のその手に握られる。
そのまま魔剣は振り下ろされ、鋭く空気を切り裂くと、鈍く重い金属音が鳴り響く。
何度も木霊を繰り返し、異形で静寂な森はその音に包まれた。
「「「「………………」」」」
「Smokin’!! (カッケー!)」
……ここまでの時間、約十数秒。
そのごくごく短い時間で行われたパフォーマンスを目の当たりにして、十六夜とダンテを除く全員が口をポカンと開けて棒立ちすることとなった。
一方、それを実行した本人はというと、
「っし、気合入った。んじゃ、行くか」
などとほざきながら、立ち尽くしている他のメンバーを置いて一人居住区の中へと先に入っていった。
*
「……おや兄者。誰か来たようだぞ」
ただ一人……いや、
一匹
(
、、
)
を除いて、誰もいなくなった屋敷の中で、不自然な声が響く。
それは確かに声だったが、まるでラジオか通信機から聞こえてくる音のようにノイズがかかっていた。
しかもそれは淡々としていて、そこに人間らしい感情の色というものが全く見受けられない。合成音声と言われれば、それこそ納得してしまいそうなほどに、だ。
だが、それは全く持って奇妙なことだった。
この屋敷に機械などない。声を出すような装置を持つものなど、何もありはしないのだ。
ましてや、きちんと言葉をしゃべることができる者も、ここにはもういない。
いるのはたった一匹の、牙を剥き出しにして血肉を求める獣だけだ。
「グルルルルルルルル……」
唸り声をあげ、その一室に佇む虎のような獣。
それは威嚇の声ではあったが、しかしどこかに怯えているかのようだ。
実際に、ガルド=ガスパーだったその獣は恐怖していた。だが、何に恐怖しているというのか。
それは全くわからない。姿も見えない。気配もしない。匂いも嗅ぎ取れない。
そこに一切の存在を認識するものがないというのに、ただ声だけが聞こえてくる。
それもどこからか、というものではなく。直接頭の中に響くように、だ。
「ほう、客か?」
「うむ、おそらく確実に客だ」
「おそらく確実に?」
「おそらく確実に」
聞こえてくるのは、大抵がバカバカしく思えてく
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