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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission6・@ ~鬼の森~
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…ねぇ、ダンテ?」
そう――悪魔、あるいは魔の眷属の存在を除けば。
「ああ。疑いようもないな、匂いは間違いなくここから漏れてる。にしてもくっせーな、誰か消臭剤持ってきてくれないもんかね?」
「今度から香水を自分につけてくればいいんじゃないかしら?」
「自己責任ってか? ったく、自分らの悪臭くらい自分で処理してほしいんだがな」
ダンテも断言している。間違いなく奴らはここにいると思っていいだろう。
ハッキリ言って最大の障害となり得るのはこちらの方だ。
ルール無用の外道たち。いったいどこからどうやって四人に襲い掛かってくるかもわからぬ連中。数で圧倒するか、もしくは強力な個体がここにやってきている可能性もある。
この居住区の変貌ぶりから、ガルド本人にも何かしらの変化があるのだろうが……それでもこっちが脅威なのである。
そして彼らに対して対処ができるのは――またこれも少女たちにしてみれば腹立たしいことこのうえないのだが――ここにいる銀髪の大男しかいないのだ。
ゲームにしても、そこにある障害物にしても、結果的にどちらもダンテが大いに活躍する舞台が出来上がってしまっているというわけである。
これは同じ参加者である飛鳥や耀が憤慨しても仕方がないだろう。
「あいつらに対しては、たぶん指定武具じゃなくてもいいはずだ。ガルド=ガスパーの討伐≠ェクリア条件、そして指定の武具のみで討伐可能≠ニ書いてるから、保護対象はガルドだけのはずだからな」
「そうね。遭遇したら早々に舞台から退場してもらいましょう」
「いいねぇお嬢ちゃん。やる気まんまんってとこだな」
「そうです。ダンテさんはもとより、御二人のギフトは強力ですから魔の眷属相手でも十分に通用します。それに武具だって『指定』されているのだから、ゲームの舞台のどこかにヒントがあります。必ず見つけられるはずです! この黒ウサギがいるかぎり、不正なんてさせませんとも!」
「黒ウサギもこう言ってくれてるし、私も頑張る」
「…………ええ、そうね。あのどこまでも腐りきった外道のプライドを粉砕してやりましょう」
愛嬌たっぷりに励ます黒ウサギと、先ほどの落胆ぶりから立ち直って今まで以上の意気込みを見せる飛鳥と耀。
元々これは、彼女たちがあいつらに売った喧嘩。全員があの外道に憤慨したからには、全員で制裁を加えてやらねば気が済まないというもの。
ダンテ一人に何もかも任せるつもりなど、毛頭ない。どれだけ分の悪いルールだろうと、そんなものは意にも介してやるものか。
それぞれが己を奮起させる中、ダンテはこっそりとジンに話しかける。
「ジン。そういうこった、肩の力抜けよ」
「えっ。あ……はい。わかってます」
突然声をかけられたジンは驚愕するも、何とか返
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