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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission6・@ ~鬼の森~
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の白夜叉とのゲームの場で、彼の実力を目の当たりにしなかったのは。
「いや、確かに私たちに制約をかけられてはいるんだけど……肝心のこの男だけ、ルールに束縛されてないのよね」
「…………ご立腹」
「あのなぁ。こっちだって最初はハンデがあると思ったんだぜ? なのに蓋を開けてみればこんなのしかねぇ、むしろ俺だって腹が立つっての。つまんねぇ」
「いや、つまんないって……ダンテさん、このルールに従うなら、あなたの剣と銃も使えないってことになるんですが……」
そう。ダンテの相棒である魔剣『リベリオン』と二丁大型拳銃『エボニー&アイボリー』も、封印されてはいるのだ。
……一応、だが。
「大剣、拳銃、散弾銃、対戦車ライフル、マシンガン、ロケットランチャー、籠手、
刀
(
サムライソード
)
、ヌンチャク、ギター、バイク……とりあえず今んとこ使ったことがある武器だが、異存あるか?」
「はい?」
ちなみにどれもこれもが普通の武器からかけ離れた強力な魔具、もしくは並の人間が扱えなくなるほどの改造を受けたものばかりである。ヌンチャクは三つも棍がついているし、バイクは排気ガスだけで雑魚悪魔が焼死する魔改造兵器、刀に至っては空間すら切断可能の妖刀である。
……武器じゃないものまで混じってる気がするが気にしてはいけない。
「え、あの……」
「これじゃ間違いなくダンテが主体だな。トドメも全部ダンテに持ってかれるんじゃねーの?」
「いいえ、まだそうと決まったわけじゃないわ。ダンテが使ったことのない武具が指定されてるかもしれないじゃない、ナイフとか」
「……いや、もしかしたら武器と呼べる代物じゃないかも」
二人が悔しげにダンテを横目で見ながら言い張るが……彼女たちは知らないのだ。彼らの一族が持つ、スパーダ直伝の家訓を。
まぁそのことは置いておくとして、今使っているリベリオンやエボニー&アイボリーは確かに愛着もあり一番使いやすいものでもあるが、それだけしか扱えないようでは
悪魔狩人
(
デビルハンター
)
失格だ。
つまり何が言いたいのかというと――どんなものだろうとダンテが持てば立派な武器、もとい兇器に早変わりするのである。
ゲームに参加したことがなく未熟者であるジンは最初から除き、そこから飛鳥と耀が封印されたのであれば……残るのはダンテだけ。
飛鳥や耀でもなんとかできたかもしれないが、彼が自由であるのならこんな遊びは楽勝で終わらせてしまうことができるだろう。
――ただ一つのことだけを考慮から除けば、だが。
「敵は命がけで五分に……持ち込んだつもりだったんだろうなぁ。飛鳥と耀だけなら面白かったんだが、こりゃすぐ終わるか?」
「……いえ、気は抜けないわ。だってこのゲームに参加するのは、たぶんガルドだけじゃないもの…
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