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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission4・A ~白い夜叉からの試練~
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いいとも。悪くないぞ、こういうのもな。フフ、フフフフフ」
「え、え? え、え、え???」
二人が何を言っているのかわからず、黒ウサギは互いの顔を交互に見やる。
他の者達を置き去りにして爆笑しだした星霊と半人半魔は、やがて一通り笑い終えると黒ウサギの方を見た。
「今日はやんねぇよ。気分じゃねぇしな」
「そういうことだ。案ぜずともよいぞ黒ウサギ。おんしのコスチュームはこれからも増え、進化を遂げるのだからな」
「な、なぁんだ、おどかさないでくださ……って待ってください! 服のことを心配したわけではありませんよ!?」
「あれ、違うのか」
「違います! 果てしなく違います!」
「ぬうっ、素直じゃないウサギだのう。ウサギは嘘をついてはいかんのだぞ、コラ」
「嘘など言っておりません! 断じて! ええ誓って!」
「しょうがない。お仕置きとして今度の服はもっと露出度をあげて過激なものにしようかの」
「いいね、そういうのは嫌いじゃない! もっとクレイジーな一品をよろしく頼むぜ!!」
「うわぁあああああああああああん!!」
安堵したのもつかの間、黒ウサギは一転して泣き崩れてしまった。
問題児とは、どこまで行っても問題児である。
緊迫した場がおさまり、和やかな場へと変わろうとしたところで、
「おい、でも褒美はもらうぞ」
ダンテが白夜叉に釘を刺してきた。
「……ぬ、おんしは私の拾ったジュークボックスを壊したではないか」
「知るか。もともとありゃ俺のもんだ、それに壊してねぇよ、動いたじゃねぇか」
「……おんしというやつは」
白夜叉はゲームの前に、こうも言っていたのである。
クリアすれば挑戦権を与え、そして褒美も与える、と。
こういうところがなかなかがめついものだと白夜叉は呆れた。さすがは日々赤字を生み出す借金王、褒美と聞けば抜け目ないものである。
白夜叉は着物の裾から一枚のカードを取り出すと、またそれをダンテに向けてかざす。
するとカードから光が出現し、ダンテとぶつかり激しく輝いた。
「きゃっ!」
あまりのまぶしさに、声をあげる飛鳥。他の者達も皆目を覆う。
やがて光は徐々に弱まり、収まったところで全員がダンテに注目する。
「……え?」
「なに、それ?」
「……鎧?」
そこに立っていたダンテは、先ほどとは姿が違った。
手足には不思議な輝きを放つ装甲が備わり、口元は鎧のようなマスクで覆われている。
手を軽く動かしてみるダンテ。
するとジャコン、と腕の装甲から鋭い針のようなものがとび出た。
しげしげと自身の姿を眺めていたダンテは、目線を白夜叉に移すと問いかける。
「なんだこれ?」
「魔剣士が置いていったものの一つじゃ。どうやら生物
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