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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission4・A ~白い夜叉からの試練~
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魔に魅入られ己の妻を殺して悪魔の力を手に入れた男だった。
そして……もう一人は……
(…………ここでも悪魔どものやることは変わんねぇ、か)
呆れたようにため息を吐くダンテ。
陰鬱な気分になった彼の一方で、白夜叉の説明は続いていく。
「そういう企ては全部パーにしてやったがの。それでも絶えず、奴らはこちらへ訪れ、この地を支配しようとしおる。こうして私も時々制裁してやっておるがな」
「なるほどね。そりゃ俺みたいなのがいりゃあ警戒もするわな」
今までありとあらゆる手を尽して侵攻を防いできたというところで、目の前にいきなりとんでもなく強い魔の眷属が現れたのだ。
それは確かに、警戒せざるを得ないだろう。
納得したようにダンテは笑った。
「そういうわけだ。悪かったの、あんなゲームをやらせてしまって」
「別に。クソッタレ共をぶっ倒すのが俺の仕事だったんだ。構わないさ……で、ちょっと話を変えるが……」
「ん?」
唐突にダンテが話を切り出してきたことに、白夜叉と黒ウサギ達は首をかしげた。
「俺との決闘……やるか?」
ダンテの言葉に黒ウサギは息を呑み、白夜叉はその顔から笑みを消す。
両者はどちらも真剣な顔で互いを見つめた。
「おお、そうだったのう。こんな私でよければ相手になるが……どうする?」
「ちょ、ちょっと御二方! 本気でやるつもりなのですか!?」
黒ウサギが言葉を挟んでくるが、それを白夜叉は撥ね退ける。
「言葉を慎め黒ウサギ。私は確かにこのゲームをクリアすれば挑戦権を与えると言ったのだ。それを訂正するほど私は落ちぶれておらぬ。権利はダンテの手に渡った。あとは、こやつの意思次第だ」
ぐっ、と黒ウサギは言葉を詰まらせてしまう。
もう何も言うことはできなかった。すべて、白夜叉の言う通りなのだから。
白夜叉はゲームを提示し、そしてダンテはそれに応えた。
言い出したこちら側がまさか『やっぱりさっきの話はなかったことに』なんて言えるわけがないのだ。
ダンテと、白夜叉が互いに睨みあう。
先ほどの一戦など比べ物にならないほどの緊張感が走った。
両者以外の全員が冷汗を流し、固唾を呑んで二人の動向を見守る。
――そして。
「フフ……フフフフ……」
「クク……クックック……」
どちらともなく、堪え切れなくなったように笑い出し。
「アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「フフ、フハハハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
少女と大男の豪快な笑い声が、雪原の世界で響いた。
「いや、冗談だ。悪かったな、許してくれ、ククク」
「いやいや、別に
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