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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission4・@ ~白い夜叉からの試練~
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約書類《ギアスロール》≠使えば話は別。
ここで飛鳥達がゲームに勝てば、強制執行が行われる。どれだけ逃げようとも、強力なギフトでガスパーを追いつめることができるのだ。
「それにね、黒ウサギ。私は道徳云々よりも、あの外道が私の生活範囲内で野放しにされることも許せないの。ここで逃がせば、いつかまた狙ってくるに決まってるもの」
「ま、まぁ……逃がせば厄介かもしれませんけど」
「僕もガスパーを逃がしたくないと思っている。彼のような悪人は野放しにしちゃいけない」
ここで飛鳥やダンテだけでなく、リーダーであるジンも同調する姿勢を見せてきた。こうなってはもはやどうしようもない。
黒ウサギは諦めたように頷いた。
「はぁ〜……。仕方がない人達です。まあいいデス。腹立たしいのは黒ウサギも同じですし。フォレス・ガロ£度なら十六夜さんが一人いれば楽勝でしょう」
黒ウサギは、至極真っ当な評価をしていた。
確かに現在拡大しつつあるコミュニティであるが、それでもこの低層の区域でのみの話だ。
実際に戦力となる人間がいたとしても、大したことはない。
それこそ、おそらく全員が束になったとしてもこの十六夜一人にすら勝つことは出来ないだろう。
黒ウサギは見た。世界の果てで、この少年が『神格を持つ蛇』を一蹴してみせた、その光景を。
一方でフォレス・ガロ≠ヘといえば……所詮は烏合の衆である。神格≠持つ相手に勝つことなどできはしないのだ。
つまり、もう十六夜が味方にいるというだけで勝敗など決したも同然。
だったのだが。
「なに言ってんだよ。俺は参加しねぇよ?」
「おう、すんなすんな。これは俺らでやるからよ」
「当たり前よ」
フン、と鼻を鳴らす飛鳥と十六夜。しかもダンテまでもが十六夜の参加を拒否したのだ。
これにはさすがに驚き、黒ウサギは慌てて二人に食ってかかる。
「だ、ダメですよ! 御三人はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」
「そういう話じゃあないんだよウサちゃん。なぁイザヨイ?」
しかしそれをダンテは片手で制し、後を十六夜に振る。
十六夜は黒ウサギに向かって真剣な顔をして、まっすぐ目を見据えて口を開いた。
「いいか? この喧嘩はコイツらが
売
(
、
)
っ
(
、
)
た
(
、
)
。そしてヤツらが
買
(
、
)
っ
(
、
)
た
(
、
)
。なのに俺が手を出すのは無粋だって言ってるんだよ」
「あら、二人ともわかってるじゃない」
「…………ああもう、好きにしてください」
丸一日振り回され続けて疲弊した黒ウサギは、もう何かを言い返すことができるほどの気力もなかった。
どうせ失うものは無いゲーム。もうどうにでもなれと思いそのまま肩を落としたが……
「好きにしていいの
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