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問題児と最強のデビルハンターが異世界からやってくるそうですよ?
Mission4・@ ~白い夜叉からの試練~
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ダンテだったが、次の瞬間彼は驚愕することとなった。
――――ヴヴン……――
「――ッ!!」
ダンテと白夜叉を中心に、広範囲に赤く薄い結界が張られたのである。
まるで彷徨える怨念が蠢いているかのように不気味な人の顔がその結界には浮かび上がっていた。
この場で、その結界を知る者はダンテしかいない。
何を隠そう、これは――悪魔が使う結界なのだから。
「おい、お嬢ちゃんあんた――――」
ダンテが白夜叉に質問しようとしたその途端。惨劇は起こった。
「オオオオオォォォォォォォォ!!」
――どこからか聞こえてきた、何かの叫び声。
それとともにまるでガラスが破れるように空間が裂け、『それ』は現れた。
それはまさに、死神のような姿だった。黒い外套に身を包み、大鎌を携えるその顔に肉はなく、ドクロのみ……その目は赤くギラつき、獲物を見据えている。
瞬く間に、多数現れた『それ』は鎌を振り上げ――
ドスドスドスドスッ!!!!
――ダンテの身体を、串刺しにした。
「いやあああああああああああああああああああああああああああ!! ダンテさん!!」
黒ウサギの悲鳴が、白夜の空間で響く。
飛鳥と耀も、あまりに残酷な光景に息を呑み、十六夜はダンテに向かって叫んでいた。
唯一白夜叉だけは、それを見ても何一つ表情を変えない。
腕を、足を、胸を、腹を巨大な刃に刺し貫かれたダンテは全身から血を流して硬直する。
嬉々とした様子で死神たちは串刺しになったダンテを眺めていたが……
「……なに笑ってんだ?」
――ふとそんな声が聞こえてきて、死神たちは顔を顰めた。
ドゴォォォ!!
一匹の死神は息絶えたはずの銀髪の大男から掌打をくらい、吹き飛んだ。
そいつは結界と衝突すると全身から砂をまき散らして消滅する。
他の死神たちは、あり得ないものでも見るような目でダンテを見た。
一方で本人は、吹き飛ばした一匹から取れたドクロを片手の指先でクルクルと回転させて遊んでいる。
やがてダンテは、何事もなかったかのように歩き出した。
全身に、大鎌の刃が突き刺さった、そのままの状態で。
死神たちは大鎌を握ったままだから、当然ダンテに引きずられるような形になる。
鬱陶しそうにダンテは死神の一匹を蹴り飛ばすと、その一匹に他の複数体にぶつかり巻き込まれた。
しがみついていた死神がいなくなったところで、ダンテはそいつらを一瞥してつまらなさそうにつぶやく。
「ヘル=プライドねぇ……こんな雑魚を相手にしろってのか? お嬢ちゃん」
「乗り気にならんか?」
ポカン、と黒ウサギ達が、そして十六
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