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妖精の十字架
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ださい!」

「キシュルルルルルッ!」

蜘蛛は本能で不利だと悟り、慌てたように上に飛び上がり花目掛けて糸球を打ち出す
いくつかの花に球は直撃して花が駄目になったがそれでもまだまだ花は咲き乱れていた

「植物、意外と強いんですよ?」

一斉に紅い身が放出されて、マシンガンのごとく蜘蛛に降り注ぐ
その身が蜘蛛に全て当たり、大爆発・・・・
とはいかず、蜘蛛の全身にくっついておわった

「えぇと・・・カグヤさん?」

てっきり爆発だと思っていたナイトは恐る恐る訪ねた

「おわり・・・でしょうか」

カグヤも遠い目で明後日を見つめた

「・・・不発、でした」

「キッシャシャシャシャアアアアアア!」

蜘蛛もナイトと同じように爆発を信じていたようで、余裕の表情を取り戻し獰猛な牙をむき出しにつっ込んでくる
ナイトは、なんとか気を取り戻し臨戦態勢をとり、蜘蛛の突進に対抗する

「く・・・僕を守れ!夜の星空!」

ほんの数秒ずれれば当たっていただろう突進をなんとかよけ、体制を立て直すため蜘蛛を吹き飛ばしにかかる

「夜の・・・咆哮!!」

ナイトの口から真黒、いやところどころに光る粒がみえる方向が放たれた
ナイトは滅竜魔道士ではない。だが、見よう見まねで咆哮を覚えさらに自分のものにするという滅竜魔道士もびっくりのことを成し遂げていたのだ

「キシャッ!?」

至近距離から咆哮を受けた蜘蛛は大きく後方に吹き飛び、体制こそ乱れなかったものの深手を負った

「・・・ナイトさん、なにをそこまで戦っているのですか?」

「へ?」

「今よ・・・エポドス!」

と、蜘蛛の体に付着していた身が全て、膨大な熱気を放ちながら大爆発を引き起こした
その爆発のあと、蜘蛛が動くことはなかった

「どうしてすぐに爆発させなかったんですか!?」

「ドッキリです」

「ドッキリぃ!?」

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