番外、出張中です
IF リリなの編 その1
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敷へと二人を招待し、『断罪の剣』の皆に紹介する。アリシアはルゥと楽しそうに学校に通っている。プレシアもアリシアの面倒を見ながら屋敷の寮母さんみたいなことをやってくれている。最近は何処も大人しいので『断罪の剣』は絶賛開店休業中だ。今日も世界は平和だね。
無印、始まる前に完
A's
「えっ、なにこの状況?」
悪魔の仕事として召還された僕は状況に付いていけなかった。僕の他に部屋に居るのは薄着の女性が二人に少女が一人、褐色肌の筋肉質で動物の耳が生えている男が一人、そしてベッドの上で気絶しているパジャマ姿の少女が一人。気絶している少女以外は少女に対して跪いているから主従関係、いや、普通の魂じゃないから柄今か何かかな?まあそれは置いておこう。とりあえず今やらなきゃいけないのは僕を呼び出したと思われる少女の安全の確保だね。
手を叩いて大きな音を出して注目を集める。
「貴様、何者!!」
各々の武器と思われる物を展開しながら構えるけどそれはどうでも良い。
「周りの状況をちゃんと見ていますか?貴女達が主としている少女は倒れているのですが」
その言葉に振り返って慌てだす4人を見て頭を抱えたくなる。
「落ち着きなさい!!医療の心得がある人は?」
「最低限の事なら私が」
堪えたのは金髪の女性だった。
「なら僕の補佐をお願いします。他の三人は家の中から救急箱などを捜して下さい。それから何処かに彼女が常用している薬があるはずですからそれも」
「なぜそんな事が分かる」
尋ねてきたのはピンク色の髪の女性だ。
「ベッドの横に車いすが置いてあるでしょう。ですが足にギブスを嵌めていないと言う事は骨折などではない。なら病気か神経系の異常でしょう。それなら何か薬を服用しているはずです」
「なるほど」
説明をしながら少女の脈を測ったり、魔法を使って検査を行う。魔力不足と言う事以外は問題無いようですね。
「薬を見つけてきたぞ」
「こちらも検査が終わりました。ただの気絶です。このまま休ませてあげれば問題無いでしょう」
薬を受け取って調べてみますが、ただの抗生物質ですね。まあ普通の医者が診ても魔力不足なんて分かりませんから仕方ないでしょう。
「さてと、とりあえずは彼女が目を覚ますまで、そちらの内一人がここに残って他は外に出ましょうか。お互い、色々と話し合う必要がありそうですし」
「そうだな。貴様が主に対して敵意は持っていないのは分かるが、それでも側に置いておく理由が無い」
「まあ僕としては彼女に帰れと言われれば帰れるんですが、それまでは帰れないんですよね」
とりあえず窓から屋根に上がり、お互
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