暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
予言成就への序曲 〜Nightmare〜
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通りだ。幼児化している時の記憶なんてものはない。昨日、徴収されたデータディスク鑑賞会(私にとっては拷問)で初めて知ったのだ。記憶が飛んでいた幼児化期間で起きていた事を。だから私自身が送信していても何ら不思議は・・・。

「ん? いや、待て。記憶が飛んでいるのに何故すずかとアリサの名前を知っている?」

「ギクッ」

「ギクッてなんだ?」

シャルが一瞬だけフリーズ。なるほど、そういうことか。もう判っている。お前が全て仕組んだ事なんだろう。

「帰ったら速攻ゴスロリ」

「ごめんなさい!!」

もう許すものか。

「ちょっとルシル。あんた、シャルにそんなもの強制してるの・・・?」

「えっと、まぁ趣味は人それぞれだから・・・うん」

「おい! 私よりこの馬鹿への好感度を下げるべきだろう!?」

すずかとアリサからの好感度がダダ滑り。

「そうなの。ルシルってば私が可愛いからって、あんな恥ずかしい格好を・・・よよよ」

「あ、お前! なんだその三文芝居は!!」

ド下手にも程があるシャルのくっだらない演技。

「引くわ」

「ルシル君・・・」

「君たちもか、すずか! アリサ!」

アリサ、そしてすずかまでもがシャルの三文芝居に付き合い始めた。引くのはシャルの方だろう明らかに! 私がどれだけシャルに遊ばれたと思っているんだ。

「もう嫌だ、こんな生活・・・」

「冗談よ冗談。あんたがそういう趣味じゃないのは判ってるって」

「うん。私たちは判っているから」

「アリサ、すずか」

意外と早く止めてくれた。すずかは兎も角、アリサ、やはり君はシャルとは違い、それなりにまともな・・・

「あんたは女装趣味なのよね」

「そんなわけあるかぁぁぁぁーーー!」

やはりアリサは天敵の1人のようだ。

「お、落ち着いてルシル君。アリサちゃんは、ルシル君で遊ぶのが好きなだけだから」

「すずか・・・」

すずか。それにノッた君も何気にひどいな。あと、私と、ではなく、私で、と言ったことに対しても引いた。それからシャル達は買い物に行くと言いだし、私は男だということで荷物持ち係。女性の買い物の恐ろしさが再度身に沁みた。
行く先々で私は女性から声をかけられるわ、アリサが大学の付近にまで連れ出してくれたおかげで、アリサに気があると思われる男共に絡まれるわ。そして胃がキリキリする中、ゲームセンターに寄ることになり、某妨害あり系レースゲーム・マリ〇カートに4人で対戦をすることに。

「いっけぇぇぇ!! ルイ〇ジ!!」

1位ル〇ージ操るアリサが妨害アイテムを発動。

「くっ、やっぱりアリサ強い! ねぇ、ここはアリサを潰す同盟を組もう!」

3位クッ〇を操るシャ
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