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真剣で英雄(えいゆう)と恋しなさい!
1・風間ファミリー
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 大和からの指示に了解の旨を返すのは巨漢…島津岳人。

 「尾行リレー…上手く出来てるな。素人騙すには十分だ」

 「めんどくさい真似するなぁ。捕まえて締め上げてしまえばいいんじゃないか?」

 此処までは成功と安堵する大和に答えるのは、武神…川神百代。

 「相手は携帯でこまめに連絡を取り合ってるんだ」

 「連絡が途絶えたらアクシデントと思われるか。ふーむ…でもモロたちの女装は嵌ってるな」

 「一網打尽にしないといけないからな。逃げられても困るしね…まぁ、二人とも小柄で線が細いし中性的だからなぁ」

 大和の言葉に頷く百代と、巨人。

 「目標モロ達と車に乗っちまったぜ。ナンバーを伝えるぞ」

 「2重尾行してた男も、その車に乗り込んだよ」

 岳人と京からの連絡。

 「追跡者がいないと判断してくれたかな…キャップ頼む」

 「俺の疾風号(バイク)で追い越せば良いんだな?」

 大和の指示に答えるキャップ…風間翔一、風間ファミリーのリーダーだ。

 「違うって、途中で俺たちの車と変わるから」

 大和が追い越そうとするキャップに言いながら、運転席の巨人に向かい

 「ヒゲ先生、楽してる分運転よろしく。俺たちも追跡」

 「おう。依頼人として、協力させてもらうぜ」

 途中でキャップのバイクと巨人の車が追跡を交代する。

 「大和。あの車、親不孝通りに入るみたいだな」

 親不孝通り、所謂真っ当じゃない人間の溜まり場みたいな場所だ。

 「全員に通達。親不孝通りにあつまってくれ」

 大和からの連絡が全員に届く。

 「それにしても売春組織たぁ、最近のガキもマせてるぜ」

 「川神学園の学生も商品にしようとは図々しい」

 巨人と大和の呟きに

 「はじめから警察に通報すると言う手はどうなんだ?」

 クリス…クリスティアーネ・フリードリヒ、ドイツからの留学生で真面目でドジな娘…が提案する。

 「もちろん仕上げは警察にお願いするけどさ」

 「その前に黒幕達を数発殴って、お仕置きしねぇとな」

 言ってる間に皆が親不孝通りに集結する。

 「あそこのオーナー募集ってあるビルがアジトだな、全員入ったぞ」

 「根城に廃ビルを利用するって考えは皆同じなのかね」

 百代の言葉に岳人が返し

 「入り口にごっついのがたってるから、関係者以外は、あいつに追い払われるんだろう」

 様子を見る百代が呟き

 「アジトがビルか…配置はパターンBでよろしく」

 皆に指示を飛ばす大和

 「モロからワン切り連絡が来たぜ!」

 キャップが報告を入れ。

 「敵は揃ってるみたいだな。武力制圧。指揮はキ
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