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久遠の神話
第八十七話 スフィンクスの問い掛けその三
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理は不思議なものだ、悪事はどういうことか必ず己にしかもここぞという時に返って来るものだ。
 上城の両親もそのことがわかっている、それで我が子に言うのだ。
「いいな、だからな」
「気をつけなさいね、大ちゃんも」
「うん、ただ大ちゃんっていうと」
 その名前の呼ばれ方についてはだ、上城は困った顔で母に返した。
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