暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
世にも不思議な世界の冒険?
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た。
「レンちゃん、わたしたち友達だよね・・・?」
「そうね。でも元の世界に戻ればきっと
英雄の居館
(
ココ
)
のことは忘れるわ。イレギュラーであるあなた達には記憶は残らないと思うから」
「っ! そん――」
背中をレンちゃんに押されて、わたしとエリオ君は何も言うことが出来ずに、レンちゃんとお別れになった。
†††Sideキャロ⇒????†††
「スバルさん! ティアナさん! エリオさん! キャロさん!」
フリードにまたがって、わたしと一緒に落ちちゃったスバルさん達を探す。だけど見つからない。わたしのせいだ。わたしがルシルパパの本を勝手に持ち出したから。
「・・・なのはママ、ルシルパパ、フェイトママ・・・っく、ひっく・・・」
泣いたらダメなのに、強い子じゃないとダメなのに・・・。
「あの・・・大丈夫ですか・・・?」
「っ!?」
空の上、フリードの上にいるのに声が聞こえた。すぐに周りを見てみると、すごく綺麗な「天使・・・さん・・・?」が隣を飛んでいた。シャルさんのような紅い羽じゃなくて、白と黒の羽を持っている女の人。それに尻尾もあって、その先にはかわいいリボンが結んである。わたしがぼーとしていると・・・
「天使・・・? クス、ありがとうございます。でも私は天使じゃないんですよ。私はディズィーといいます」
「あの、高町ヴィヴィオです。そしてこの子はフリードリヒです」
すごく優しそうな笑顔。この人は悪い人じゃない。フリードにもそれが分かるみたいで、大人しく飛び続けてる。
「ヴィヴィオちゃんとフリードリヒ君ですね。よろしくお願いします。それでヴィヴィオちゃん。何か困っているみたいですけど・・・」
「はい・・・」
それから下に降りて、ディズィーさんはわたしのお話を聞いてくれた。本の中に入ったこと、スバルさん達と離れ離れになったこと、どうすればいいか分からないこと。
「・・・
英雄の居館
(
ヴァルハラ
)
に、ルシリオンさんの意思に関係なく入ってきたということですね」
わたしの話を聞いたディズィーさんが教えてくれた。ここがヴァルハラという場所で、ルシルパパの使い魔さんの世界だということ。
「ごめんなさい、私じゃ帰せないんです。だけど大丈夫。ヴィヴィオちゃんを元の世界に戻すことが出来る方のところまで連れて行ってあげますから」
わたしの手を引いて笑顔を見せてくれるディズィーさん。すごく安心できるから、さっきまであった不安がきれいになくなっていた。
「あの、そんなことが出来る人がいるんですか・・・?」
「ええ、きっと力になってくれるはずです」
「どんな人なんですか・・・?」
「ルシリオンさんのお姉さんで、ゼフィランサスさんという方です
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