暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
世にも不思議な世界の冒険?
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ルってなんですか・・・?」って聞いてみた。
「そんなことも知らないで、どうして
英雄の居館
(
ヴァルハラ
)
に居るのかしら?」
また知らない言葉が出てきた。でも、この白い女の子はここがどこなのか知っているみたい。
「あのっ、えっと・・・」
「? あぁ、私はレン。他の人たちは白レンとも呼ぶわ」
「じゃあレンちゃん。わたしはキャロ・ル・ルシエといいます。それでその・・・ヴァルハラとかエインヘリヤルのことなんだけど・・・」
「にゃあああああああ!! あたしをシカトとはいい度胸ぉぉぉぉぉッ!!」
「うるさい! 貴方は大人しく出口を開ければいいのよ!」
ネコアルクちゃんとレンちゃんの口げんかが勃発。それはどう見てもしばらく止みそうになかった。それから5分くらいして・・・
「はぁはぁはぁ・・・」
「にゃっにゃっにゃっ。十分楽しめてからもー逝って良し! あでゅー、キャロ・ル・ルシエ! ばぁい、ツンデレマイシスター!」
「「・・・」」
ネコアルクちゃんがロケットと化して空高く飛んで行った。それと同時に周辺の光景が揺らいで、広大な雪原になった。
「や、やっと
真夏の雪原
(
わたしのせかい
)
に帰れた・・・」
「ん・・・うん・・・」
「エリオ君!」
エリオ君が良いタイミングで目を覚ましてくれた。それで今がどういう状況かを説明した。それから、レンちゃんからここがどこなのか改めて聞いてみた。
「――つまり、エインヘリヤルは私たちの
ご主人様
(
マスター
)
であるルシリオンの使い魔。そしてヴァルハラというのは、そのエインヘリヤルの存在する世界のことよ」
レンちゃんから聞かされた事実。ここがルシルさんの使い魔さん達の世界だったということ。
「それで、あなた達の話を聞いた限りだと、
聖門開書
(
ヴァルグリンド
)
を開いたのだと思うわ」
ヴァルグリンドという本。その本があれば、ルシルさん以外の人でも使い魔さんを召喚できるとのこと。わたし達を呑み込んだあの分厚い本がそれだったみたい。
「で、いちエインヘリヤルの私じゃあなた達を元の世界に返すことは出来ないの。だから、エインヘリヤルの王の居るエリアのところまでは行かせてあげるわ。そこからはあなた達だけで頑張ってちょうだい」
「うん、ありがとう、レンちゃん」
「ありがとう、レン」
「かまわないわ。ルシリオンの知り合いなら助けないとダメだから」
レンちゃんが雪原の少し先まで歩いていって、何も無かった空間に扉を創った。そしてレンちゃんはわたしとエリオ君に振り向いて・・・
「さようなら、キャロ、エリオ。必ず現実世界に戻れるから安心しなさい」
扉の先に指を差して、わたし達が扉を潜るのを見届けてくれようとしてくれ
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