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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
世にも不思議な世界の冒険?
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はこんなにも簡単に負けた。
「ティアーーーー!」
ティアに視線を向ける。ティアはクロスファイアを撃ってるけど、クサレ外道さんの動きが速過ぎて当たらないどころか追いつけてもいない。強い。強過ぎるよ、あの人。
「しまっ――」
一瞬で懐に入られて、ティアの顔が強張るのが見えた。そして・・・
「結婚してください!!」
「「・・・・」」
クサレ外道さんがどこからともなく取り出したバラの花束。それをティアに差し出して、突然ティアにプロポーズした。ティアはニコッとして、“クロスミラージュ”を突きつけると容赦なくクサレ外道さんを撃った。
「・・・えー、ティアナ、スバル組の勝利ーーーーー!」
なんだろう、何かいろいろと納得行かない。
「続きまして! ジェイド・カーティス大佐と間桐桜の腹黒コンビ!」
「いやぁ、参りましたねぇ」
「腹黒なんてひどいです!」
「対するのは、世界を救う神子さまであり究極の天使なドジっ娘コレット・ブルーネル! そして! 何もないところでコケるのが当たり前、溝があればハマらずにはいられない、早口言葉だと9割5分で舌を噛むクイーン・オブ・ドジ、プリノ・ハーウェルの天然娘コンビ!!」
もう巻き込まれるのも嫌だから、ティアと一緒にコッソリ闘技場を後にした。でも今度の闘いは少し観てみたかったかも。
†††Sideスバル⇒キャロ†††
「エリオ君! 起きてエリオ君!」
気を失って倒れてるエリオ君を揺らす。
「ようこそ、猫王国グレートキャッツビレッジに♪!」
「っ!?」
そこにいきなり現れたのは・・・なんだろう、二頭身猫?ちゃんで、そう話しかけてきた。
「あちしはネコアルク。お困りかにゃ?」
「え? あの・・・キャロ・ル・ルシエです・・・」
わたしは礼儀として名乗り返す。するとネコアルクちゃんは「にゃにゃにゃ」と変わった笑い声を上げた。
「さっきからSOSサインをキャットしていたにゃ。何に困っているのか教えてもらおうかにゃ〜」
「えっと、ここから出るためには・・・あ」
疑わしいけど、こんな場所での親切は大助かりだから、脱出方法を聞こうとしたその時・・・
「にゃ゛!?」
「ちょっと! 今帰るから、すぐ帰るから、とっとと帰るから出口開けなさいよ、ブサイクモザイク猫!」
また別の――全てが白い女の子が現れて、ネコアルクちゃんの頭を後ろから踏みつけた。
「あら? なに、あなた達。
異界英雄
(
エインヘリヤル
)
じゃないのね」
ネコアルクちゃんの頭を踏みつけている右足をグリグリしながら、わたしとエリオ君を見てそう言った女の子。エインヘリヤル・・・わたしの知らない言葉。だから「その・・・エインヘリヤ
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