暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
世にも不思議な世界の冒険?
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けど・・・。
「キャプテーーーーーン・・・ウソップーーーーーッ!」
湧き上がる歓声。
「そして! 彼とコンビを組むのは、異性の守備範囲がバリ広っ!その上神父のクセして冒涜心の権化でクサレ外道!!」
うわぁ、酷い言われようだ。
「100戦100敗のナンパ師! アダム・・・ブレイドォォォォッ!!」
歓声じゃなくてブーイングの嵐が巻き起こった。向こう側から、紹介された対戦相手が出てきた。1人はあたし達と同い年くらいの男の子なんだけど鼻が異様に長い。そしてもう1人、上半身裸のムキムキの筋肉質、ロングコートにサングラス。もしあの人が神父だったら引く。
「ねぇ、ティア」
「なに?」
「あたしたち魔法使えないのに勝てるのかな・・・?」
もう戦うという選択肢しか頭に思い浮かばない。
「判らないわ。でも、お願いクロスミラージュ、力を貸して」
その瞬間、ティアの制服がバリアジャケットに変わっていて、手には“クロスミラージュ”が握られていた。
「魔法が使える・・・!」
さっきまでは使えなかったはずの魔法が使える。
「マッハキャリバー!!」
あたしの制服もバリアジャケットへと変わる。右手にはちゃんと“リボルバーナックル”がある。声は聞こえないけど、なんとなく通じてる気がする。これなら戦える。
「では、ティアナ、スバル組対キャプテン・ウソップ、クサレ外道組・・・ファイッ!」
解説席と思う場所から開始の合図。
「よーーーく聞けぇぇぇぇぇ!!」
こっちが動く前に先手を取られた。肩から下げたカバンの中からメガホンを取りだした長鼻君。右手をこちらに向けると、「ウソーーーーップスペル!! 爪と肉の間に針が深く刺さった!!」大声で叫んだ。
「「・・・」」
「俺には100万人の部下がいる! 降参するなら今のう――」
――クロスファイアシュート――
長鼻君の喋ってる途中でティアが“クロスミラージュ”を撃って、ガツンと直撃させた。そしてゆっくりと倒れた長鼻君。
「おおおっとぉぉぉぉ!! キャプテン・ウソップを瞬殺だぁぁぁぁぁ!!」
盛り上がる観客席。
「ぅおおおおおおおおおお!」
残りのクサレ外道さんが雄叫びを上げながら走ってくる。
「行くわよスバル!」
「うん! うおおおおおおお!!」
一気に距離が詰まる。
――リボルバーキャノン――
「甘いぜお嬢ちゃん!!」
――カンダタ・ストリング――
「っ!?」
クサレ外道さんの指から出てきた糸で縛られた。これはバインド・・・じゃない。魔法ですらない。
「ごめん、ティア! そっち行った!」
糸を切ろうとするけど切れない。情けない。あたし
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