暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
世にも不思議な世界の冒険?
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使えない僕たちじゃ何も出来ない・・・!)
魔法が使えないだけで何の力もない普通の子供になってしまった僕たち。こうして手を拱いている間にも次々と爆発が起きて、その衝撃や爆炎で吹っ飛ぶ人?達を見届けるしか出来ない。
「ねぇ、エリオ君。爆発に巻き込まれた人?なんだけど・・・」
キャロの指差す方に目を向けると、この空間を仕切っている壁の上にある乗物から爆弾を投げる何者か。よく見れば、さっき吹っ飛んだ人?だった。
「「・・・」」
どうすればいいのかさっぱり判らなくなってしまった。もう僕たちに出来ることは無い。その上爆発しても生きている人?達なんて・・・。ここはもうそういうところだと割り切るのが一番みたいだ。
「っ、ホイッスルの音・・・?」
ピィーッと音がしたと同時に乗物が消えて、頭上からブロックが落ちてきた。それはものすごい勢いで落ちて来て、プチっ、と爆弾の人?を押し潰した。
「・・・」
「うわぁっ! キャロ!?」
あまりのショッキングな光景にキャロが意識を手放してしまった。
「まずはどこかに避難しな――」
キャロを背負って移動しようとした時、僕たちの真上にブロックが・・・
「あ」
プチっ
――Game Over――
†††Sideエリオ⇒スバル†††
「なんとぉぉぉぉぉぉ!! 飛び入り参加がお2人!」
その男の人の声で目が覚めた。
(あれ・・・? あたし、どうして・・・?)
確かあたしがトラップを発動させて・・・どうなったんだっけ・・・。
「そだ! ティア!? ティア!?」
「スバルうるさい。ちゃんとあんたの隣に居るから」
良かった。ホントにあたしの隣にティアが居てくれた。安心したおかげであたしにも余裕が出来て、周囲を見渡す。
「ティア・・・。えっと、ここって・・・闘技場・・・?」
昔観たことがある映画に出てきた闘技場のような場所。闘うための円いエリア、人がたくさん居る観客席、そしてマイク片手にあたし達のトコまで歩いてきた司会者?の人。その司会者さんがあたし達にマイクを向けて、「可愛らしいお嬢さん方、お名前を」って聞いてきた。どうしようかとティアを見ると、大きく溜息を吐いた、
「ティアナ・ランスター」
「ス、スバル・ナカジマです!」
ティアが堂々と名乗ったからあたしも名乗った。すると観客席から大きな歓声が聞こえてきた。なんか恥ずかしいような嬉しいような、妙な感じ。
「ティアナ嬢にスバル嬢ですね。ありがとうございます。さて! その美少女コンビに対するは、嘘に関して彼の右に出るものはいない!」
紹介からして対戦相手がまともじゃないのが判った。というか完全にあたし達が参加してることになってるんだ
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