暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
黒蝕の陰、天廻の陽
アルセルタス、突撃!
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るアルフレッドだが間に合わない。

「させるかァー!」

その瞬間叫び声と共に振り回されるハンマーとハンターのシルエット。
剛槌の一撃を浴び地面に叩きつけられたアルセルタス。

「そらよっと!」

アルセルタスの滑空強襲を間一髪のところでダイラスが阻止した。

「助かったよラス!」

「ちょっと迷っちまったけど、ヒーローは遅れて来るもんだからな!」

奥にマトレガの姿も確認したアルフレッドはダイラスがまたがるアルセルタスへ向かって再度攻撃を仕掛ける。
アルセルタスは自身の強襲を阻害した敵を必死に探す。が、背中にしがみついていることに気づくとまたがるダイラスを振り落とそうと必死に体を振ってもがく。

「うおっ、うおお!クソッ…うわぁ!」

背中に必死にしがみつくダイラスだがついに振り落とされてしまった。

「今の感じ…、何かに失敗した感じがする。ということは…!」

何かに気づいたアルフレッドはダイラスへ

「ラス!次ああいう感じに背中に乗っかったら剥ぎ取り用のナイフで背中を切りまくってみて!」

「剥ぎ取りナイフでぇ!?…分かった、アルがそういうなら何か策があるんだな!」

互いに説明しない部分を理解し、ダイラスは再度崖を登りアルフレッドは器用にアルセルタスの注意を引く。
マトレガは既にペイントされていることに気づき弾丸をレベル2通常弾に装填しなおした。

「ラスが崖を登りきるまで僕らでコイツの注意を引きましょう!ラスがコイツに乗ったら何も攻撃を仕掛けないで下さい!恐らく攻撃のチャンスが生まれるハズです!」

全員がコクッとうなずくと各自ダイラスとは反対の方向へ走り、攻撃を開始した。
アルフレッドは足元へもぐりこみ、注意をそちらへひきつける間にマトレガとアルマのガンナー組が標的の視覚をつぶしにかかる。

「そろそろ麻痺するハズ…よ!」

アルマが弦をギリギリまで引き絞り渾身の一射。
蓄積していた麻痺が限界に達しアルセルタスはその場にうずくまり痙攣し始めた。

「ラス!飛び掛って!」

「オ…ッケー!」

フラストレーションに力を溜め込みながらダイラスは崖から飛び降りた。
そして空中でハンマーを背に構え

「コイツを喰らえェ!」

渾身のフラストレーションをアルセルタスの頭部へキッチリ叩き付けた。
それと同時にアルセルタスの背中へ乗りかかるダイラス。

「よし、乗ったぞ!ナイフで背中を切りまくればいいんだな!?」

「ああ!他の皆さんは攻撃の準備をしててください!」

アルフレッドは飛竜剣を研ぎ、アルマはビンを強撃ビンに詰め替え、マトレガはしゃがみ撃ちの準備を始めた。

「…虫には火。」

マトレガは火炎弾を選択し、カオスウィングUに装
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