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最不人気使いの最強戦士
02
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)、エギルの店を出た。

「さーて、何するかねぇ……」

 基本的に、俺は最前線では戦わない。《攻略組》と呼ばれるプレイヤーの一人ではあるので、一応ボス戦には参加するが、迷宮区攻略などはあまりやらない。ボス戦でも、この頃は力をセーブしなければならなくなってくるほどだった。

 あの日、この《瞑想》スキルの隠された力を解放してしまってから、俺のSAO生活は大分変ってしまった。できればもうこんなどんでん返しは起こってほしくない。

 
 だが悲しいかな、変化はまだあといくつか残っていた。そのうちの一つは、この時もうすでに始まっていたのかもしれない。

 何が起こったのか。察しのいい諸君にはもうお分かりだろう(人の脳内ナレーションを覗く能力のある人々だ。きっと察しも良いに違いない)。まぁ、詳しいことは追々語るとして、今回のところはこれで幕引きにしておこうと思う。

「それにしても腹減ったなぁ……」

 焼き取りでも食いに行くか。

 俺はアルゲードの裏路地を、焼き鳥屋目指して歩き始めた。
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