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中二病が主人公になったら?
第17話
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嫌いなものなら沢山あるが、好きなものは別にない。
それから・・・夢なんて言葉で終わらす気はないが、野望はある!
一族の復興と、ある男を必ず・・・」

サスケはここで一度目を閉じ、そして今度開いたときには憎しみの篭った目をして、こう言い放った。

「・・・殺すことだ。」

その一言で、その場に冷たい空気が流れた。

"・・・え?誰の『魂(タマ)』を取るつもりなの?
まさか・・・オレ・・・?
いやいや!『リアル電気按摩(股間に千鳥)』とかマジでシャレになんねぇよ!
というか、オビトさんがちゃんと記憶を改竄してくれてたはずだし・・・
大丈夫・・・だよ・・・ね?"

未だに虐殺事件のときの事を恨まれているのでは、とナルトは内心焦っていた。

「よし・・・じゃ、最後・・・女の子。」
「私は、『春野サクラ』。
好きなものはぁ・・・ってゆーかぁ、好きな人は・・・
えーとぉ・・・将来の夢も言っちゃおうかなぁ・・・キャーーー!!」

カカシとナルトは"コイツ、頭大丈夫かな?"という目で見ていた。

「嫌いなものは、ナルトです!」

ナルトは、別に分かっていたセリフだったから余り傷付かないだろうと高をくくっていたのだが、やはり実際に目の前で言われてみれば結構精神的にキツいと感じていた。

"この年頃の女の子は・・・忍術より恋愛だな。"

当然、カカシもサクラの自己紹介に呆れていた。

「よし!じゃあ、自己紹介はそこまでだ。
明日から任務やるぞ。」
「えっ、どんな任務何ですか?」
「まずは、この4人だけであることをやる。」
「・・・と言いますと?」
「サバイバル演習だ。」

ナルト以外は唖然とした反応を示した。

「何で任務で演習やんのよ?
演習なら忍者学校で散々やったわよ!」
「・・・相手はオレだが、これはただの演習じゃない」
「「・・・?」」

カカシが醸し出す空気が若干変わってきたことに、やはりナルト以外は疑問を感じた。

「ククク・・・」

そして、カカシは突如静かに笑い始めたのであった。

「ちょっと!何がおかしいのよ、先生!?」
「いや・・・ま!ただな・・・・・・
オレがこれ言ったら、お前ら絶対引くから。」

そう言って今度は勿体付け始めた。

「は?そんなに引くゥ・・・?」
「ああ。なんせ、卒業生27名中、下忍と認められる者はわずか5名。
残り10名は再び学校に戻される。
この演習は脱落率66%以上の超難関試験だ!」

それを聞いたサクラは顔から血の気が引いて俯いており、サスケは顔に薄っすら汗をかき始めた。
一方、ナルトは、

「なっ、なんだってー!?
手手手手っ、手手っ、手ー手ー♪」

某一発ギャグの得意な芸人のネタを凄ま
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