暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ア・ク・マ?・・・・来たりてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
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・・」

ヴァイスの言うとおり、今の私は首から下が消えていた。はやて達が視線を逸らすのも頷ける。アースラの廊下は基本的に薄暗い。そんな状況で生首ってのは怖い。

「まずは各班に報告だな。なのは、フェイト。第六区画にてシャルを発見。だが逃げられた。行先はおそらく第三。なのは、そっちに向かったと思う」

『ん、了解!』

「私たちA班も追跡する。フェイト、君たちも第三に向かってくれ」

『了解!』

通信を切ったところで、3人から今の姿を見られたくない、と反対の声が上がる。

「我が手に携えしは確かなる幻想・・・!」

シャルが使ったのは、本来私の複製術式だ。なら、私でも解除できると思い試した。だが、ダメだった。以前の強制着替えと同じだ。諦めて今の格好のままで捜索再開となった。それからなのは達と合流した。しかし私たちの格好の所為で散々驚かせてしまった。
私とヴァイスだけがなのはに殴られるわ、ヴィータに蹴られるわ、ティアナに撃ち殺されそうになるわで大変だった。そこを何とかユーノに救われた。今日はとことんユーノに助けられる日のようだ。ちなみにスバルは出会い頭での私たちとの邂逅だったため、立ったまま気絶した。本当にすまないことをした。

「イヤァァァァーーーーッ!!」

合流してシャルの軌跡を辿っていると、フェイトの悲鳴が聞こえた。きっとシャルが何かしらやったのだろう。

「フェイト!」

「フェイトちゃ・・・プッ」

「ルシル!? なのはにみんなも! いやぁぁぁぁ! 見ないでぇぇーーーッ!」

急いで駆け付けた私たちが目にしたのは、綺麗だった金のストレートヘアが「ア、アフロ」になったフェイトの姿だった。私の背後に居る連中が笑いを必死に抑えているのが判る。だが笑いのレベルとしては、はやてとリインのポリゴンとドットの方がはるかに上だと私は思った。
ここで、スバルに続きフェイトがリタイアとなった。そしてはやてとリインもここでリタイアとなった。さすがにこれ以上あの姿で走り回りたくないのだろう。実際に私も、もうこの生首の姿でうろつきたくない。いくら隊員たちが各自の部屋で待機となっていようと、もしこの生首状態を見られたら大変なことになるのは間違いないだろう。

「それにしても今日はとことん人間離れだなセインテスト。今日はそういう日なんか?」

「知るか。しかし精神的に参る日だって言うのは絶対だがな」

ヴィータが心底哀れみながらそう訊いたきた。だからそう返す。今日という日は間違いなく最悪なものだと。

「シグナムさんとギンガも変なことになってなきゃいいけど・・・」

今、シグナムとギンガが先行してシャルを追っている。そのため私たちも急いでシグナムを追いかけている最中だ。

「それにしてもヴァイス
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