第8話
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さーい」
一益「という訳で、我ら三若は反対の立場ってことでー」
成政「そうそう!やっぱ雛も犬子もわかってるなー。流石相棒だ!」
どうやらこの三人はとても仲がよく、前田利家、佐々成政、滝川一益を合わせて三若と称されているらしい。
一益「まぁ、久遠様がお決めになったことだから、認めるしか無いんじゃないかな〜って雛は思ってるけどね」
成政「なに軽く言ってんだよ雛ぁ!久遠様の夫といえば、政戦両略で尾張にとって重要な位置にあたるんだぞ!それをどこの馬の骨ともわからない奴が、いきなり出てきて夫になるとか、そんなの認められるかー!」
利家「そうだそうだー!」
壬月「というのが、家中の意見ですが…」
久遠「ふむ…まぁそうなるだろうとは思っていたが…おい和奏」
成政「はい!」
久遠「どうすればこやつを認める?」
成政「ぼくより強ければ認めてやります!」
利家「え、結局それなの、和奏ぁ〜…」
一益「まぁ和奏だし」
久遠「強ければ、か…ならば簡単だな。竜司、和奏と立ち合え」
竜司「はぁ…結局そうなるんだな…」
わかってはいたが、やはり避けられそうにもないか。
竜司「(やるのはいいが…大丈夫なのか?)」
久遠「(心配ない。あの和奏という奴は曲がったことが嫌いなだけだ。それに貴様なら何ら問題はあるまい?それにあやつは真っ直ぐにぶつかってくる奴のことを気に入る傾向にあるやつだ。逆に言えば、貴様もやるときは手加減してやれ)」
竜司「(わかっている…おそらくあの和奏という子はまだ発展途上…そんな子に本気ではやらないさ。まぁ本気で模擬戦はするけど…)」
久遠「(それでよい。それに貴様のあの力を見れば、あやつらも納得するであろう)」
竜司「(全員とするんだね?やっぱり…)」
久遠「(我の夫なのだ。それくらい我慢しろ)」
竜司「はぁ…相分かった!では佐々殿の胸をお借りして、我が力存分に試されよ!」
成政「お、おう!望むところだ!」
久遠「うむ!よくぞ申した。それでこそだ。…あぁ、言い忘れておったが」
竜司「なんだ?」
久遠「わかっておると思うが、屍人など出すでないぞ?葬式は好かんのでな」
竜司「さて、それは佐々殿に言ってくれ」
いくら模擬戦とは言え、相手は殺す気満々のようだ。
まぁ俺も加減はしてはみるが…さて、どうするかな…
竜司「さて、でははじめるのはいいが…ここでは狭すぎるな」
成政「なら庭でやりゃいいだろ!」
久遠「ならば我が屋敷の庭にすれば良い。…あぁ、この際だ。ほかに立ち合いたい奴は居れば進み出よ」
壬月「私も…立ち合いとうございます…」
竜司「やっぱり
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