第8話
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だ。ただ使えるようになるまではは個人差があるからすぐに使えるわけじゃないが…」
久遠「なるほどな…では、先程貴様の姿が見えなくなったのはなんだ?」
竜司「あれはただの瞬歩。氣を足に纏わせることによって高速に動くことが可能になる。これは主に隠密…暗殺とか単独で動くためにつけたんだ」
久遠「本当に草のようだな…これでもこやつは甲賀出身の者なのだがな」
竜司「まぁ、直観力と瞬歩についてはこのくらいか。次は誰だ」
久遠「ふふ。余裕だな」
竜司「楽しいよ。これだけの猛者と戦うのは久しぶりだ」
竜司はこう言っているのだが、実際ここまでの竜司の力は一割も出してはいない。
全て修行時代では当たり前の事だったからだ。
すると今度は前田利家が進み出る。
利家「じゃあ次は犬子の出番!良いですか、久遠様!」
久遠「許す!存分にやれぃ!」
利家「やった!へへっ織田赤母衣衆筆頭、前田又左衛門利家、通称犬子が竜司殿のお相手をいたしまーす!」
竜司「三上竜司…参る」
壬月「では、両者構え!」
両者が指定の位置に付き、太鼓の音と共に壬月の号令が下る。
壬月「始め!」
号令とともに始まった…のだが…。
利家「きゅうぅううううう…」
開始早々突っ込んで来て、竜司がギリギリのところで躱し、柄のの?の部分で一撃を入れる。
そしてその一撃で利家が気絶した。
壬月「勝者…三上竜司!」
竜司「よし…」
久遠「これで三人抜きか。強いとは思っていたが、まさか織田家の三若全員を沈めるとはな」
竜司「この子達の攻撃は素直すぎる。軍の統率はともかく、一気がけの武者としてはまだ未熟だ」
壬月「此奴らにもいい薬になったであろう。なら貴様が此奴らを鍛えてやるか?」
竜司「お望みならば考えておくが?最も、俺の鍛錬は少々きつめだがな」
久遠「これで我が軍も一層強くなるな。喜ばしいことだ」
竜司「さて、後二人か。次は誰だ?」
麦穂「次は私がお相手仕りましょう」
竜司「麦穂か…かの米五郎左殿自らがお相手とは、光栄だな」
麦穂「ふふ。その余裕も今のうちですよ」
竜司「それは…楽しみだな」
すると、竜司からは先程とは比べ物にならない程の闘氣が込み上げてくる。
ゆらりとした立ち振る舞いに見えるが全く隙が見当たらない。警戒するに越したことはない。
壬月「ふむ…一見して麦穂の技量を見抜くか」
一益「お優しい顔して、麦穂様はお強いですもんねー。雛、一度も勝ったことないですし」
成政「麦穂様!ボクの仇、頼みますよー!」
利家「犬子のもついでによろしくですー」
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