起死回生〜
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
思い込みかもしれませんが亮は・・・どんな私でも、愛してくれます」
「思い込みじゃないさ・・・心が明命なら、俺は明命を愛し続ける」
「家族の絆はそんなもんじゃ断ち切れない・・・だろ?恋」
「(コクッ)」
「こ、この・・・こうなったら・・・閉じ込めた全ての人間を消滅させてやる!!」
「無理ですよ。・・・あなたが檻として使用していた世界は既に紫さんが発見したでしょう」
「・・・恋達がやったのも、全部紫の所に送った」
「なにぃ・・・!?」
「あなたの詰みです。諦めて・・・」
「・・・コケにしやがって・・・こうなったら・・・!!」
シンが言うと辺りが震え出す。
「この感じ・・・まさか!」
「そうさ!こうなったらこの世界ごとお前たちを消してやる!!」
「くっ・・・」
辺りが裂け始めたその時・・・新たに大きく空間が裂けた。その中から・・・
「亮さん!」
「咲!」
・・・亞莎と詠が飛び出してきた。
「亞莎!」
「え?・・・あぁ!?明命!?ど、どうして・・・」
「・・・詠、久しぶり」
「は・・・なぁ!?あ、アンタ・・・なんで・・・!?」
亞莎も詠も困惑してるみたいだが・・・
「と、とにかく!紫が逃げ道を繋いでくれてるわ!」
「みなさんはこのスキマに飛び込んで下さい!」
それぞれがスキマの中に飛び込んで行く。明命は椿を、恋は愛依を抱える。
「この子達は引き取らせて頂きます」
シンは歪んだままの顔で笑う・・・
「いいさ・・・椿の力なんて僕でも使える・・・そんな奴等はもう用済みだ・・・!・・・それよりも、どうせ真実を話すんだろう?椿達は耐えきれるのかなぁ」
「・・・明命?真実って・・・」
「・・・後でお話します。・・・行きましょう、亮」
「あ、ああ・・・」
「覚えておけ・・・必ず消してやる・・・」
その言葉を聞きながら俺達はスキマに飛び込んだ・・・
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ