暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
起死回生〜
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シンが怒りで顔を歪め、その場から消える。

「な・・・」

そして少し離れた位置に現れ・・・

「この・・・虫けら風情がこの僕に・・・またこの僕に傷をつけたなぁ・・・!?」

「おうおう、随分余裕がなくなったじゃねぇか」


「それで、ここからどうするのよ?」

「・・・考えてない」

「はぁ!?」



闇風が驚く。

「いや・・・正直さっきの戦闘で気がすっからかんでさ・・・」

『でしょうね。相棒が気を感知できませんでしたから』

「アルが余計な事を言ったから先入観で・・・」

「んで、俺も闇を使いすぎた。・・・正直喋るのも気だるい・・・」


なんとかこの場を気合いで乗り越えないとな・・・


「遊びは終わりだ・・・!椿、明命、恋!コイツらを皆殺しにしろ!!」



三人が集まる。

「(不味い・・・!)」

だが・・・次の瞬間、椿が倒れた。

「・・・え?」

誰かが発した声が辺りに響く。椿の背後に・・・手刀を使ったであろう、明命の姿。

「な、なに・・・?」

明命は・・・口を開いた。

「ーーーそうですね。遊びは終わりにしましょう」


「な・・・っ!?」

恋が闇の刃をシンに向ける。シンはそれを障壁で防ぐが・・・

「・・・弱い奴は、死ね」

障壁ごと・・・シンを吹き飛ばした。

「・・・邪魔です、私の前に立たないで!」

そのまま流れで、明命は障壁が張られてない部分に瞬間で移動し・・・横一文字に切り裂いた。

「がぁっ・・・!?」





シンが吹き飛び・・・空中で体制を立て直した。

「明命・・・?」


「恋・・・?」


俺達が声をかけると・・・明命は笑った。

「はい。周幼平、ここにありです!」

「・・・咲、久しぶり」

その顔と声は・・・俺達の知る彼女達だった。

「な、何故だ・・・何故僕の洗脳が解けたんだ・・・!?」

「そんなの簡単ですよ」

「・・・恋達は元からお前の言いなりじゃない」

「た、確かに君たちは精神的に追い込んで・・・」

「亮があんな簡単に死ぬわけありません」

「・・・咲も同じ」

「ですが、このまま耐えていても仕方がありませんから・・・賭けに出ました」

賭け・・・?

「・・・演技をして、お前の技に耐える」

「結果はご覧の通り・・・あなたは簡単に騙されただけではなく、私たちを強化してしまった」

「・・・後は時を選んで動くだけ」

「それが今来た・・・ということなのです」



「そ、そんな訳が・・・再生させたとはいえ、傷だらけの体で想い人を・・・?」


「私の
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