無印編
第四話 それは不思議な出会いだった
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の子猫の“大きくなりたい”っていう願いをジュエルシードが正しく叶えた結果だと思いますけど…」
「いや、全然正しく無いだろ。」
ユーノの推測に春亮がツッコミを入れた。
「でもまあ、このまま放っておく訳にもいきませんし。」
「ああ、早く封印するべきだな。」
「分かっている。」
このはと錐霞に言われ、フィアはレイジングハートを構えて封印魔法を発動させようとする。だが、その時・・・
ドンッ!
「にゃっ!?」
突然、どこからか電撃を纏った魔力弾が飛来し、猫に直撃した。それにより猫はバランスを崩して地面に倒れる。
「な、何だ!?」
フィア達は魔力弾の飛んで来た方を見た。そこには小学生くらいの女の子が居た。黒い衣装を身に纏い、金髪の髪をツインテールにしている。その手には黄色い宝石の埋め込まれた機械的なデザインの黒い戦斧のような物を持っている。
「な、なんだあのハレンチな格好をした奴は!」
少女の衣装のデザインを見てフィアが叫んだ。少女が纏っている衣装は、黒いレオタードの水着のような物をベースに、腰には白いスカートにそれを固定する赤いベルトが巻かれ、さらに背中にはマントをつけていた。
「あの衣装のデザインをした人は中々なセンスをしちょるね。」
一方、黒絵はそのデザインに感心していた。
「そんな事言っている場合では無いでしょう!」
「このは君の言う通りだ。」
このはは手刀を構え、錐霞は自分の所有する禍具“黒河可憐”を服の袖口から伸ばし、臨戦態勢に入った。
「・・・同系統の魔導師、ロストロギアの探索者…」
少女がフィアを見て呟いた。そして今度は視線をレイジングハートに移す。
「バルディッシュと同じインテリジェントデバイス。」
そして、ユーノは少女の言葉を聞いて確信した。彼女は自分と同じ次元世界から来た人間だと。
「ロストロギア、ジュエルシード・・・申し訳ないけど、いただいて行きます。」
〈サイズフォーム〉
少女の持つデバイスが変形し、戦斧の刃にあたる部分が展開して黄色い魔力刃が生じ、死神の鎌のような形になる。そして、少女はそのままフィアに襲いかかろうとする。
「私達を無視しないでくれませんか。」
だが、先にこのはが手刀で斬りかかった。少女はとっさにデバイスで防御するが、その手応えが手刀の物とは思えない重いものだったので困惑する。
「モード・カオティック忠盛!」
「黒河可憐!」
その隙に黒絵と錐霞がそれぞれ髪と革ベルトを伸ばし、相手を拘束しようとする。少女はすぐこのはから離れ、魔力刃で髪と革ベルトを切断した。
「そこだ!」
〈ディバインバスター〉
フィアはさらにその隙をついて砲
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ