無印編
第四話 それは不思議な出会いだった
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「な、何だ!?」
フィアはそれを見て身構える。そして、そこから出て来たのは…
「にゃ〜」
一匹の子猫だった。
「猫ではないか、驚かしおって。」
「さっき言ってた脱走したやつか?」
春亮は、捕まえるために近づこうとする。だが…
「にゃっ」
子猫は逃げてしまった。
「あ!待て!」
春亮は慌ててそれを追う。それを見たユーノが叫んだ。
「ま、待って下さい春亮さん。今はジュエルシードを…」
「あの子猫がのそのジュエルシードに触ったりしたらまずいだろ!」
「うっ…」
ジュエルシードの探索が優先のユーノであったが、逆に正論を言われ黙ってしまった。
「はあ、しょうがないですね春亮くんは…」
「仕方ない、私たちも追うぞ。」
そして、一同は春亮とともに子猫を追った。
が、結局子猫を見失ってしまった。
「全く、わざわざジュエルシード探しを中断したというのに、馬鹿げている。」
「ご、ごめんいいんちょーさん。」
錐霞に注意され、頭を下げるしかない春亮であった。
「まあいいさ、とりあえずジュエルシード探しに戻ろう。」
「そうだな。」
一同はジュエルシード探しを再開しようとする。その時…
「「これは…」」
フィアとユーノが何かを感じた。
「気をつけろ、ジュエルシードが発動したぞ!」
「何だって!」
「そんな、こんな所で…」
自分達が間に合わなかった事に春亮達はショックを受ける。
「ここは僕に任せて下さい!」
そこで、ユーノが魔法陣を展開した。
「どうするのだ。」
「この辺りを封鎖結界で隔離します。そうすれば一般人に被害は出ません。」
そう言って彼は結界を展開する。それにより景色が色褪せ、今までふれあいわんにゃんパークの方から聞こえていた喧騒も聞こえなくなった。
「これで大丈夫だと思います。」
「でもお前、もう魔法を使ってもいいのか。」
フィアが心配そうに言った。
ユーノがフェレットの姿をしているのは魔力の回復のためなので、無理をさせてしまったのではないかと思ったのだ。
「はい、これくらいの魔法を使えるだけの魔力はもう回復しています。」
「そうか、なら行くぞ。レイジングハート、セットアップ!」
〈Stand by ready set up〉
フィアはレイジングハートをセットアップし、ジュエルシードの反応のする方へと向かった。春亮達もそれについて行く。そして、その先にあったのは…
「にゃ〜お」
巨大化した猫であった。しかも、先ほど逃がしたやつである。
「なあユーノ、あれって…」
「多分、あ
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