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関門トンネル
1942年トンネル開通
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ギリス等に気取られることの無いように慎重に進められた

昭和への派遣人選では戦闘指揮に自衛隊からは航空統合幕僚長の齋
藤俊雄と海上統合幕僚長の石川克俊が決まり国土交通省や他の省庁
からも数人の派遣が決まり民間からも半導体やミサイルに製鉄やロ
ボット工学、発電送電、原子力や三菱重工などの潜水艦や飛行機の
設計製造に関係する多数の技術者が順次派遣される事となった。

石川克俊と齋藤俊雄が昭和の呉海軍工廠に赴任して、山本五十六と
会談をしている。
石川が
「もう充分体験したと思いますが、戦艦や空母だけでは資源の輸送
は出来ません。潜水艦から輸送船を守る護衛艦、また護衛艦には潜
水艦を探知するソナーが必要です。それに探知したら駆逐する爆雷
や魚雷が必要です。」
山本もその言葉に頷き
「空母4隻撃沈され、零戦も防弾が弱くて消耗が激しい、このまま
ではじり貧だ。」
齋藤が
「アメリカの潜水艦を駆逐するには、探知した潜水艦にはヘリコプ
ターで磁気探知爆雷を上から落とすのが最も堅実だと思う。」
石川は
「護衛艦を大量に建造するには時間がかかるので、輸送船をハイブ
リッド化してソナーとヘリを装備させるのはいかがでしょうか」
齋藤が
「アメリカの潜水艦が15ノット約30km/hの水中速度として
ヘリは150km/hは出るので輸送船のアクティブソナーの探知
距離を考慮すると被害は押さえられるかもしれません」
石川が
「対潜ソナーと爆雷を水雷挺に配備して、まず日本の周囲3000
km以内から潜水艦を排除するのが一番ではないでしょうか、駆逐
艦を建造するより鉄が少なくて済むので経済的だと思います。」
山本は
「零戦は旧式化するので総てフロートを付けて水雷艇に改造しまし
ょう」

鉄筋にセメントにフォークリフトからクレーンなどの工作機械が満
載で門司駅から送り出された。

未来からの幅2m縦8mのブロック部品で潜水艦の組み立てが始ま
り、ゴムや鉄板や電気溶接機が呉に届き未来からの工員が満州帰り
の兵に教えながら丁寧に組み立て指導していくので、2ヶ月もあれ
ば熟練工に成長するでしょう。

東北地震の時の貯水タンク建造の経験が生かされて、臨時の油層タ
ンクが下関や水島等に配置されて、舟の燃料や発電に使われはじめ
徐々に日本全体が活性化されている。

海軍工廠では巡洋艦の砲塔が下ろされ、エレベータが設置され、艦
橋にはフェーイズドアレイレーダーが設置され、対潜ソナー等には
あきづき型巡洋艦の部品が取り付けられていく。

古米や古々米等の過剰在庫品が列車に乗せられていくリサイクルの
衣類や解体材木なども全て古いコンテナに詰められ昭和では鉄材と
なる。

東京や大阪等では無差別爆撃の映
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