無印編
第二話 魔法の呪文はリリカルなのか?
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って歩いていたが…
「「!!?」」
フィアとユーノが何かを感じとった。
「この感じは…」
「ジュエルシードが発動したんだ!」
「何だって!?」
「どこでですか。」
「こっちだ!」
フィアとユーノに案内され、春亮とこのははジュエルシードの元に向かう。
ジュエルシードが発動した場所は、以前春亮がサヴェレンティとともにお守りを買いに来た神社だった。そして、そこに居たのは…
「グルルルル…」
虎ほどの大きさの、狼のような姿をした目が四つある黒い怪物だった。
「気を付けて下さい。今回は原住生物を取り込んでいます。実体がある分、前のより手強いです。」
「分かった!」
早速フィアは待機状態のレイジングハートを取り出す。
「ええと、どうやればよいのだ?」
が、変身の仕方を忘れてしまっていた。そんな彼女を見て、春亮達はずっこける。
「何言ってんだよ!変身の呪文を唱えるんだろ!」
「ほら、“我、使命を受けし者なり”の所から!」
「ちょっと待て、あんな長いの一発で覚えられるわけがないだろうが!」
「グギャアアアア!」
すると、揉めているフィア達を見てチャンスと思ったのか、暴走体が突進して来た。
「何やってるんですか!来ますよ!」
このはは迎え撃つために、手刀を構えて前に出ようとする。だがその時
カッ!
突然、レイジングハートが光り出し、待機状態からデバイスモードに変わった。
「パスワード無しで起動させた!?」
フィアがパスワード無しでレイジングハートを起動させた事に、ユーノが驚いた。
「フィアさん、早く防護服を!」
しかし、すぐ気を撮り直しバリアジャケットを装着するように言う。暴走体はすぐそこまで迫っていた。フィアはギリギリでバリアジャケットを装着し、暴走体の攻撃をプロテクションで防いだ。プロテクションにぶつかった暴走体はそのまま後ろに弾かれるが、すぐに着地して態勢を立て直す。そして今度は素早く動いてフィア達を翻弄する。
「あんなに速く動かれたら、封印が出来ない。なんとか動きを止めないと…」
そうユーノが言った時、フィアは一つの事を思い出した。
「ユーノ、確か“攻撃の魔法”というのもあると言っていたな。」
「ええ、最初からレイジングハートに入っているのは二つだけですが。」
「なら、それで一旦奴の動きを止める。レイジングハート!」
〈了解、ディバインシューター〉
フィアの命令に答え、レイジングハートは4発の銀色の魔力弾を生成する。
「シュート!」
そして、フィアが発射を命じると、魔力弾は暴走体に向かって突撃して行った。
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