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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
006   恐怖と   説教と   電撃コンボ
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蓮矢が小さく呟いた。
『「なに・・・?」』
ラルフが更に詰め寄る。
「はじめて使ったとき・・・なんていうか・・・念が逆流する感じがしたって言うか・・・本当に恐かった・・・」
蓮矢は、搾り出すようにそう答えた。
『「・・・この木偶の坊が!!」』
ラルフは、その右手で蓮矢を殴った。
「う・・・ラルフ・・・」
『「だったら抗ってみせろ。何のための念だ。」』
「・・・」
『「そんな恐怖に打ち勝てないようで、なにがオーズだ。貴様がオーズならば、“自分であることに誇りを持て”。それが出来ないのであれば、戦いなどやめてしまえ。」』
「・・・どうすればいい・・・この恐怖に打ち勝つには・・・教えてくれ・・・!」
『「求めることだ。欲望で念を強めてみろ・・・」』
そういうとラルフは、フロアのほうに出て行った。
「・・・・・・ありがとう・・・。」
誰もいなくなった休憩室で、蓮矢は呟いた。
















・・

・・・

・・・・



















「ヒヒ・・・最高だぜ・・・」
広い工場跡に、男の声が響く。
「ええぇぇぇぇぇぇ・・・・」
「助けてよぉ・・・」
それに、女児の悲痛な叫びが混じり、木霊する。
「・・・た、楽しそうね・・・」
そんなところに、メズールが声をかける。やはり引き気味だが。
「あんたか。感謝するぜぇ・・・俺は幸せだぁ?ヒヒ・・・・」
太った男が言う。
「よ、よかったわね・・・」
メズールは立ち去りざまに・・・
(もう、ああいう人間でヤミーを作るのはやめよう・・・)
と、心に決めたのだった。




















・・

・・・

・・・・
















一夜明けた翌日、吹っ切れたような様子の蓮矢に、ラルフは安心感を覚える。
「二人とも新聞見た?『男が幼女を攫い立て篭もる事件発生。男は怪物に変貌』だって。これって・・・」
「うん、ヤミーだよ。ラルフ、行こうぜ・・・。」
いつになく逸った様子で蓮矢が言った。
『「ふっ、心得た。(まだまだ利用価値はある・・・か・・・フフフ・・・」』




















・・

・・・

・・・・
























「ねえ、何でこんなことするの!?私たちを帰して!」
一人の、中学生くらいの少女が男に言う。
「そうはいかねえ
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