暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos15日常の新たな友・非日常の討つべき敵〜Wiedersehen〜
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慢やわたし)・・・家族にすごく頭のええ子が居ってな。その子に教わってるんよ」
アリシアちゃんにそう答えてすぐ「その子って男の子? それとも女の子?」フェイトちゃんがそう訊いてきたから、「男の子や。弟やよ♪」笑顔で返す。グレアムおじさんに、ルシル君を八神家の正式な家族にしてもらえるよう頼もうとしたけど、ルシル君に断わられたからなぁ。ホンマに形、役割みたいな感じな弟や。まぁ一緒に過ごせるだけでも十分嬉しいからええけど。
「へ〜。でも学校に通ってないって、その子も何か病気とか?」
これはどう答えよう。ルシル君は異世界人なんで、って答え・・・られるわけがない。そやから「まぁ、そんなところや、あはは」曖昧に答えるしかないわ〜。わたしの様子に小首を傾げてるけど「そうなんだぁ」深く追求せずにスルーしてくれた。
「はやてちゃんってどこに住んでるの? 私とフェイトちゃんの家は藤見町なんだけど」
「じゃあご近所さんや。わたしの家は中岡町やから」
藤見町と中岡町はお隣さんやから、もしかしたらどこかでなのはちゃんと会うてたかも知れへんなぁ。
「じゃ、じゃあ今度翠屋ってお店に一緒に行かない?」
「翠屋・・・あ、知っとるよ。わたしの誕生日の時にもバースデーケーキを作ってもろたし、スイーツを食べたくなった時は翠屋に買いに行っとるんよ」
ルシル君だけやなくてヴィータやシャマル、甘いものが若干苦手なシグナムにも好評や。そうゆうわたしも翠屋のバースデーケーキを食べてからというもの大ファンや。
「え、ホント? 嬉しいなぁ♪」
なのはちゃんがホンマに嬉しそうに満面の笑顔を浮かべた。どうしてそこまで喜んでるのかが判らへんから「どないしたん?」って小首を傾げたら、「翠屋は、なのはちゃんのお父さんとお母さんが経営してるお店なんだよ」ってすずかちゃんに教えられた。
「うんっ♪ はやてちゃんってもしかしてお店に来てくれたことあったりする?」
「あー、ごめんな、なのはちゃん。基本的にさっき話した弟くんが買いに行くんよ。それに大体買いに行くんは平日の昼間とかやから、たぶん会うてないと思うわ」
「そうなんだぁ、残念。あ、はやてちゃん。もしよかったらその弟くんやご家族の人たちと一緒に遊びに来て。翠屋ってスイーツだけじゃなくて洋食も出す喫茶店だから」
「その時はお願いな、なのはちゃん」
なのはちゃんとの約束の証である指切りをし終えた時、「そういやその弟の名前ってなんて言うの?」アリサちゃんに訊かれたから、「ルシリオン君。わたしは、ルシル君、って呼んでるんよ」って答えたその瞬間。
「ルシリオン、ルシル・・・」
シャルちゃんがわたしと顔を合わせた時みたくボーっとしだして・・・そやけど今度は泣かんくって、その代り「は
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