暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos15日常の新たな友・非日常の討つべき敵〜Wiedersehen〜
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愛ええ笑顔をわたしに見せてくれた。

「アリサちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、そしてシャルちゃんやね」

すずかちゃんの言う通りみんなええ子やった。初めて会うわたしをなんの摩擦も無く受け入れてくれた。そしてお互いのことを良く知るためにみんなでお話しすることになった。車椅子に座っとるわたしも机を囲めるように移動してくれみんなに「おおきに、ありがとう」お礼を言って就く。わたしの右隣にすずかちゃん、左隣になのはちゃんが座る。

「ねえねえ、はやてちゃん。はやてちゃんって歳いくつ?」

「9歳や。半年前の6月で誕生日で」

「じゃあ、アリシアちゃん以外の私たちと同い年なんだね」

「そう言えばはやてはどこの学校に通ってんの? あたしとなのはとすずかは聖祥小学校なんだけど、はやてを見たことないし」

「あー、うん。海鳴市立風芽丘小学校や。でも、下半身麻痺を患ってからは休学中なんよ」

太腿を撫でながらアリサちゃんにそう答えると、「そう、なんだ」気まずそうに頷いたからわたしは「気にせんで」って笑顔を作る。最初の頃は確かに、なんで?とか思うたけど、今では良かったて思う。この麻痺はシグナム達と出逢うために必要やったことで、そしてルシル君と知り合うきっかけでもあったからな。

「ん? フェイトちゃんやシャルちゃん、アリシアちゃんは違う学校なん?」

「私とアリシアは来週から転入なんだ。シャルは違うんだけど・・・」

ふと気になったから訊いてみた。フェイトちゃんがシャルちゃんに遠慮がちな視線を向けながら答えてくれた。そしたら突然シャルちゃんが「何故、何故(ホワイ)何故(ヴァルム)!!」って叫んで机に突っ伏した。

「わたしだってなのは達と一緒に通いたい〜〜〜ッ!」

シャルちゃんが愚図り始めた。どうゆうわけかシャルちゃんだけが通えへんようや。事情を聴いてみるとシャルちゃんは、フェイトちゃんら家族が海鳴市に引っ越して来たのについて来たって形らしくて、ここでの暮らしは一時的なものってゆうこと。そやから用事が終われば実家に帰らんとあかんゆうわけで学校には通えへん、と。

「シャルが立ち直るまで話を続けましょ」

「そ、そうだね。シャルちゃん、元気出してね」

「おーう。なのはの優しさが、わたしの荒んでく心に癒しの風を吹かせ、生き返らせていくよ」

「今日のシャルはどこか詩人っぽい」

「えっとぉ、あ、はやて、はやて。じゃあ学校の勉強とかどうしてるの?」

フェイトちゃんの妹、アリシアちゃんがわたしの隣に来て、しゃがみ込んでからそう訊いてきた。わたしの顔を見る上目遣いのアリシアちゃん。ヴィータとはまた違う可愛らしさがある子や。ギュってしたい、今すぐギュってしたい。

「(我慢、我
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