暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos15日常の新たな友・非日常の討つべき敵〜Wiedersehen〜
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、ルシル君と一緒にお出かけ、ルシル君と一緒に勉強。日にちが経つにつれてそれらが減ってく。家族が増えたんは純粋に嬉しい。それは確か。そやけど2人だけの時間が無くなって少し寂しいのも本音や。
「シャマル。わたしが場所取りしとるから、まずはシャマルから読みたい本を持って来て。シャマルが戻って来たらわたしも探しに行くで」
「あ、はい、それじゃあすぐに戻ってきますね♪」
シャマルは読みたい本を取りに行くんを見送る。シャマルのお気に入りはレシピ本、そんで恋愛小説。恋愛小説に感情移入しすぎて時々泣いたり怒ったり、いろいろと大変そうや。まぁわたしはそんな純粋なシャマルが好きや。
少し待っとると「お待たせしました〜♪」シャマルが1冊の本を大事そうに胸に抱えて持ってきて「これ前から読みたかったんですぅ?」わたしに表紙を見せてきた。やっぱり恋愛小説やった。
「じゃあわたしも見繕ってくるな」
「あの、本当について行かなくてもいいんですか?」
「大丈夫やよ。行ってくるな」
シャマルに見送られながら本を探しに行く。「どれにしようかな〜」と目移りしとる中、「そや」と思いつく。最近は英語の本も読めるようなったし、一度挑戦してみようかな。そうとなればすぐに行動開始や。洋書コーナーに向かう。
辿り着いた洋書コーナーにはファンタジーものばかりが揃えられてた。ふと、ある1冊のタイトルに目が留まる。魔法使いたちの冒険、てゆうタイトル。フィクションやなくて実際に魔法使いなわたしにとって気になるタイトルや。
そやけど問題が。「んんーっ」その本が収められとる棚はちょお高い場所。車椅子なわたしには難関や。頑張って手を伸ばしとると、横から手が伸びて来てその本を取った。
「あの、これでいいですか?」
「あ、はい、ありがとうございます」
取られたんやなくて取ってくれた。その人――ううん、その子はわたしと同い年くらいの女の子やった。以前からここで何度か見かけた事のある子や。声を掛けてみよかなぁって何度か思うたことあったんやけど、なんかな、掛けられずにズルズルと過ごしてしまったわけで・・・。
「えっと、わたし、八神はやて、いいます」
これもええ機会やなって思うて自己紹介。あまりに突然すぎたかなって思うたけど、その子は「私は月村すずか。よろしくね、はやてちゃん」笑顔で名乗り返してくれた。すずかちゃん。わたしと同じように名前が平仮名。そやけどわたしのより可愛らしい響きや。
「そうだ、はやてちゃん。良かったら私の友達を紹介したいんだけど、いま時間良いかな?」
「えっ、ええの?」
「もちろんだよ!」
同い年くらいで女の子の友達っておらんからすっごく嬉しい。そやから「ぜひお願いします」この機会を逃したくないからお言葉に甘えるこ
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