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知と知の死闘  第二幕
第七章
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行なわれる。野村を中心とした彼等の顔は喜びに包まれていた。
「俺達はもうあの頃とは違う!」
 彼はそう言っていた。そしてその通りだった。長年西武が持っていた覇者の旗を奪い取り彼等は球界を制したのであった。
 優勝パレードをする選手達。それは勝者のみに許される特権であった。彼等は勝利へ一丸となる素晴らしさを噛み締めていた。
 その後ヤクルトは九五、九七、二〇〇一と三回日本一の座につく。そのシーズンはいずれも予想は低かったがそれを見事覆しての日本一であった。そのいずれも素晴らしい戦いであり素晴らしい戦士達がいた。
 あの戦いから十年が過ぎた。現役で残っている者はもう僅かである。だが彼等のあの戦いは今も我々の心に強く残っている。そして我々の心に深い感動を残し続けているのだ。

 知と知の死闘  完

    
                                2004・1・3
 


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