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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
三章 幕間劇
祝勝会
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薄切りにした牛肉が用いられ、ネギ、椎茸、焼き豆腐、シラタキ、などの具材を入れた物だ。味付けは醤油と砂糖が基本で、食べる時は溶いた生の鶏卵をからめて食べるんだ。うまいぞー」

三人とも想像が出来てないようだった。まあ知らなくて当然かな、とりあえずすき焼きに使う具材を買おうと思ったが、あまりなかった。ネギと椎茸はあるんだけど、牛肉と焼き豆腐とシラタキがない事に判明したのでトレミーから持って来る事にした。皆は想像出来ないから、例えで言うなら鍋料理だと伝えるとひよところは分かったような顔をし、詩乃だけはまだ分からない顔をしていた。そういえばひよみたいに身分が低い者なら知ってる料理だが、高い者は知らないのかと思った。そういえばこの時代は一人一人に膳を用意して食べるからな。一真隊の長屋では机を出して食べてたけど。

「じゃあ今日は三人とも見学な」

「私達の知らない料理、楽しみだなー!あ、一真様。あそこに和奏様達がいますよ」

「お、本当だな。おーい、三人とも」

「一真達も買い物かよ」

「一真隊で祝勝会する事になってな、皆ですき焼きをする事になった。俺が作るけどな」

俺がすき焼きって言ったら、三人とも「何だそれ?」って言うリアクションが来た。改めて説明すると美味そうだなーとか言ってたけど。そういえばこの時代って牛とか飼う事はなかったような気がするがそこら辺はどうだろうな。

「ねえねえ!祝勝会だったら、犬子達も行っていいですか?そのすき焼きっていうの食べてみたいですっ!」

「え?まあいいが・・・・正直言うと雛以外の二人は負けたじゃん。しかも脳天に」

「ぐっ、確かに負けたけど祝うくらいはいいんじゃないのか!」

「犬子も!頸刈られた記念って事でいいから!食べたーい!」

負けた側や頸刈られた記念とか何だその縁起のないのは、すると雛が言ってきたが、そういえば壬月に呼ばれてるのではと。そうしたら本当に呼ばれていたらしい、俺らの祝勝会より壬月のお呼ばれにキャンセルは出来ないだろう。あと雛は麦穂に呼ばれてそっちで祝勝会をするらしい、和奏と犬子はお叱り会だそうだ。丹羽衆とやるそうだが硬そうなので俺達は俺達でやると言って三人は行った。夕方になっていたので、早めに買い物をして足りない物はトレミーから持って来る事にして長屋に戻ってきた。

「ただいまー」

「ふう、たくさん買いましたね」

俺はそうだな、と言って長屋の台所に行った。一時的に台所を現代風にしてから創造をした。現代風の方が俺には使いやすいからな、しかも火がある所をガスコンロにして、水道はトレミー経由。蛇口を捻ると水が出たので確認よし。あとで元に戻すけどな。たぶん美濃を織田のモノになったら、俺らも移動するだろうし。足りない牛肉と焼き豆腐とシラタキはトレミーか
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