番外、出張中です
IF ネギま編
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殺風景を眺めている。
それにしても濁った魂ばかりであまり儲けが出ないね。数だけは多いから損にはならないけど、もう少し質の良い綺麗な魂が欲しいな。その点で言えば頑固そうな老魔術師の魂はもの凄く良い物だ。向こうでも滅多に見ない程に綺麗で力強い色をしている。これはコレクション行きですね。
しばらく作業の様に村人を狩っていると高速でこちらに接近してくる高魔力を感知した。そちらの方を見てみると、少年に似た男がこちらに向かって飛んで来ている。おそらくは父親でしょうね。
ですが、その男は何を思ったのか雷撃系統の直射型の魔法を僕に向けて撃ってきました。近くにはまだ生きている村人や少年が居ると言うのに。
とりあえず少年は出来るだけ傷つけない様にと契約を交わしているので、僕と少年を守る様に雷撃耐性の魔剣を壁の様に並べて防御する。男の魔法が過ぎ去った後には、僕の魔剣以外何も残っていなかった。その威力に唖然としながら、それを密集地帯で使う愚かさに怒りが込み上げてきました。
これは八つ当たりだと言うのは分かっています。ですが、僕は怒りを抑える事が出来ませんでした。
「I am the bone of my sword.
Steel is my body, and fire is my blood.
I have created over a thousand blades.
Unknown to Death.
Nor known to Life.
Have withstood pain to create many weapons.
Yet, those hands will never hold anything
So as I pray, UNLIMITED BLADE WORKS.」
固有結界を発動し、男と僕だけを隔離して、一方的な虐殺を行いました。わざと殺さない様に使う剣はエクスカリパーのみ。障壁を簡単に貫いて、直撃してもかすり傷しか負わせる事の出来ないエクスカリパーは嬲り殺しにぴったりの武器でした。それに幾ら傷を負った所で治療出来る剣があるのもあって、いつまでも続く無限地獄がこの世に顕現してしまいました。
男の反応が無くなるまで続けた剣の嵐を解き、魂を奪おうとした所で奇妙な事に気が付きました。一つの身体に複数の魂を感じられるのです。一つはこの男自身の魂でしょう。ギラギラと目に痛い位に輝く魂です。僕の好みでは有りませんが、評価が高い魂ですので確保しておきましょう。残りの魂は、何度も何度も生き長らえた様な濁った魂です。これも僕の好みでは有りませんが興味深いので確保しておきましょう。
魂の回収が終わった所で固有結界を解除すると、少年は既に村から離れている様でした。村から少
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