番外、出張中です
IF ネギま編
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
おや?僕に対する新規の契約召還の様ですが、何処か変ですね。まあ向こうに行ってから考えましょうか。
「以上が契約内容だ」
「一応確認しますけど、本気ですか?」
「本気だ。さっさと仕事にかかれ」
「分かりましたけど報酬はちゃんと払って下さいよ。とは言っても貴方の魂はあまり価値がないですね。これから向かう村の者の魂を貰っていきますよ」
「かまわん。好きにすれば良い」
「それではこれで」
僕を呼び出したのは歳をとった魔術師で、とある村に住んでいる少年の心に闇を植え付ける事を依頼された。他にも悪魔が呼ばれているみたいだけど、僕の知る悪魔とは完全に別物だった。というか、呼び出されたこの世界そのものが僕の知る物とは違うみたいだ。まあ、契約しちゃった以上仕事はしないとね。取り分が減るのは嫌なので一緒に呼び出された悪魔を滅してからどうするかを考える。
出来るだけ深い闇を植え付けろと言う事なのであまり気は進まないけど少年の目の前で村人を皆殺しにするのが一番だろうね。方針を決めた僕は村の近くまで転移して禍々しい魔力を発しながら村に近づいていく。村の前では何人もの魔術師が杖を構えて僕を待っていた。
「村に何の用じゃ?」
「仕事だよ。契約を正式に交わした以上、悪魔は契約に縛られるからね。答えてくれないだろうけど一応聞いておこう。この写真の少年は何処に居る?」
返答は魔法で返って来た。まあ、そこまで脅威を感じる物ではなかったので僕の神父服の防壁を抜く事は出来ませんでしたけど。魔法の弾幕を物ともせずに少年を捜すのですが、どうやら村から離れた所にある湖で遊んでいる様ですね。とりあえず、少年には村に帰って来てもらう必要があります。目の前で故郷を失うというのは実に堪えますからね。
魔剣を作り出して空に放り投げて壊れた幻想で爆破する。子供は何か異常を感じれば誰かのもとに駆けつける習性がある。これで少年はこの村に帰ってくるだろう。後は外から中には入れるけど、中から外に出れない結界を村に敷いて準備完了だ。
適当に反撃をしながら待っていると結界に反応が有った。少年が結界内に入ったようだ。そちらに向かって走りだし、少年に対峙する。
「君はネギ・スプリングフィールドであっているかい?」
「えっ、うん」
「そうか。すまないとは思うけど、これも仕事でね。恨んでくれていいよ」
そう言ってから一番先頭を飛んでやって来た若い男の魔術師に向かって障壁突破に特化した剣を投げて殺す。
「えっ?」
少年は今起こった出来事を理解出来ていないようだが、仕方ないだろう。必死に少年を救おうと魔術師達が接近して来て、それを全て斬り殺す。少年の目の前でだ。少年は一歩も動けずにただ虐
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ