暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第38話 騎獣とティアとカトレア 女って怖い
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代表して怒られました。この状況で、ティアやオイルーン達とすんなり和解出来たのは、僥倖と言えます。
突然ですが、今回の被害を発表します。
父上の機転のおかげで、奇跡的に人的被害はありませんでした。ロイクやガルムの子供達は、龍の咆哮で逃げ出していたので怪我は無かった様です。舎内にいた私達やガルム達も爆発をまともに受けましたが、奇跡的に死者や身体の部位が欠損した者は居ませんでした。一番の重症者も水の秘薬を使い、全治2日程度の怪我で済みました。運が良かったと言って良い……のかな?
その代わり、建物の被害が深刻でした。ガルム舎は完全に消失。近くにあった建物は、ガルム舎の破片で甚大な被害を受けました。《錬金》で補強して《固定化》や《硬化》をかければ、倒壊の心配は無く十分に使用出来ますが、見栄えは非常に悪くとても客を呼べる状態ではありません。被害が大きい建物は、見た目の手直しも含めると、新築と修理費はどちらが安いか悩むレベルです。
頭痛いです。何故こんな事に……。
こうなると出て来るのが、本拠の移転案です。元々侯爵家の邸宅としては、現状の家は小さすぎて将来移転する予定だったのです。それが今回の一件の所為で、前倒しする事になってしまいました。そして、その責任者を誰がやるかと言うと……。
はい。責任をとって、私がやる事になりました。
取りあえず現ドリュアス本拠地は、移転後に必要な建物だけキッチリ修理して、後は騙し騙し使ってもらいます。後に取り壊しですね。
建設予定地は、精霊の大樹がある湖から西側に伸びる川と、ブレス火山から延びる崖が交差する地点です。滝を館内にとりこむ様に、建設する予定です。コンセプトは「最小限の資金でヴァリエール公爵邸を超えろ」です。強化ガラスは風と火のメイジが居れば、風冷強化法で簡単に作れるので、ガラスを贅沢に使って現代建築と魔法の融合を目指します。場所によっては、ステンドグラスを入れても良いかもしれません。
家の設計をするにあたって、ガラスや窓などの規格を決めなくてはなりません。大人数で作業するなら、規格は如何しても必要です。特に見た目が重要視されるとなると、不揃いなのは不味いです。しかし、規格化はいきなり実行しようとしても、職人ならともかくメイジに精度を求めるのは酷です。それならば、型を作ってしまうのが一番ですね。
先ずは石材と花崗岩(ガラスの素)を確保する為の拠点を作る事ですね。取りあえず別荘を建てて、それを拠点代わりにすれば良いでしょう。後回しになりますが、貴族の保養地を目指すので、スパとしての大規模入浴施設やオペラ用の巨大劇場等を建設する予定です。幸いな事に湯量に関しては、精霊にお願いすれば増やしてくれるそうなので、平民用の温泉宿も建設します。……あっ
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