第二幕その十
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てね」
そしてなのでした、
「僕の色になるんだよ」
「それでカボチャを交換するだけで、ですか」
「何時までも生きられるんですね」
「この国では誰も死なないし歳も取らないよ」
ジャックは五人にこのこともお話します。
「食べないと動けなくなる人はいるけれどね」
「それでも誰も死ななくて歳を取らない」
「そういう国なんですね」
「そうだよ、ただ僕は頭を入れ換える必要があってね」
「僕はブリキを身体に挿すんだ」
木樵はそうしないと動けないのです。
「さもないと動けなくなるからね」
「僕は時々身体の中の藁を交換してるよ」
「あたいは綿をね」
かかしとつぎはぎ娘はそうだというのです。
「そうすると動きがよくなって気持ちがいいんだ」
「そうしてるんだよ」
「ううん、それでもね」
「そうよね」
それぞれそうしたことをしなくてはならくともです、何も飲まず食べず寝らず疲れずにいられることはです。恵梨香とナターシャは二人でお話します。
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